形にとらわれるな!あなたの犬は犬なつこい?それとも空気読めない(KY)?(動画)
2014.12.17
この間は、飼い主の前を歩いているというだけで「犬がリーダーになっている」とはいえない、という話をしました。
その反対で、普段は飼い主の横をお行儀よく歩いている犬でも、犬を見つけた瞬間に突然スイッチが入って、リードを激しく引っ張る犬もいます。こういう犬こそ、リードがなければ制止できないでしょう。
他の犬とすれ違うたび、突進してくる犬もいます。
社会的な動物である犬が、同じ種に興味をもつというのは、ある程度当たり前のことです。飼い主さんによっては、「うちの子は犬が好きだから」と好意的に解釈していることもあります。
でも、犬を見つけるたびに過剰に反応する必要は本来ありません。
あなたは道を歩いているとき、向こうから見知らぬ人がやってくるたびに、いちいち「あ、人だ!どんな人だろう?挨拶しなきゃ!」なて思いますか?
走り寄って握手しますか?あるいは、すれ違いざまに、突然、「わっ!」と脅かしてみたりしますか?(学校内ならまだしも…)
知り合いだったら、軽く会釈したり、会話をしたりするかもしれませんが、その場合も、まず相手の様子を見たり、声をかけたりして、お互いの「合意」のもとに行うのが普通です。
過剰に興奮する犬には、理由がいろいろあるでしょう。
⭐️「あ、犬だ!」→とにかくにおいが嗅ぎたい、お友達になりたい、遊びたい
⭐️「あ、犬だ!」→遊びを仕掛けてみよう
⭐️「あ、犬だ!」→襲ってやろう
⭐️「あ、犬だ!」→興味はあるけど、慣れないから不安、目を離さないでいよう
⭐️「あ、犬だ!」→こっち来るかな、来るかな…来るかな…来てってば…(と念力をかけるように凝視し続ける)
犬を見つけて興奮していても、いざ近づいたら普通に挨拶のできる犬もいれば、できない犬もいるので、それだけで一概には言えませんが、犬同士が自由に交流し合う場を十分に経験していない犬は、普通のコミュニケーションスキルを十分に学んでいないケースがあります。
困っている飼い主さんがいる一方で、「うちの子はお友達が好きだから」と好意的に解釈している飼い主さんもいます。うちの子は楽しいかもしれませんが、相手の犬は迷惑しているかもしれません。
この記事のカテゴリー: 犬の性質としつけ 犬の習性と行動 散歩