カテゴリー:犬の研究最前線

長生きの秘訣|避妊は犬のためか?人間のためか?

卵巣を取り除いていないメス犬の方が長生きする、という研究結果がある。最近は、犬が1歳前後になると、当たり前のように去勢・避妊をすすめられる。飼い主も、そういうものだ、と思っていて、獣医にすすめられるがままに犬に手術を受けさせる。だが、一部には、去勢・避妊すると「問題行動」を生ずる可能性が高まる、という研究もある。(全文を読む

問題行動を防ぐには

生後何日から子犬を売っていいのか・・・毎日新聞の記事。(全文を読む

甘噛み?それとももしかして神経症?!

ほとんどの場合、子犬や成犬が人の手やモノを噛むのは、オモチャや牛皮を噛むと、気持ちが落ち着きます。それが単なるストレス発散、といったものなら良いのですが、まれに大きなストレスを抱えている犬の場合、噛む行為が「精神的な病気」を表している可能性もあります。前足をなめ続けてただれてしまう、お留守番中にだけ家具や壁を噛む、プラスチック製のハウスを噛みちぎって脱走する・・・中には複雑なケースもあり、専門家が見ないとはっきりした原因がわからないこともあります。その原因と程度によって、トレーニングで改善する場合と、薬の投与が必要な場合があります。 (全文を読む

「褒める」だけでは犬は人に従わない(前編)

最も古い犬の服従訓練は、「いい子だ」「グッド!」などの「褒め言葉」だけで犬は人間に従うもので、オヤツを使ったり、撫でるなどして「甘やかしてはいけない、その方が犬は飼い主を尊敬する」という考えでした。「スワレ」と言って座らないと犬の腰を地面に向けて押したり、リードを引っ張るなどして無理にでも座らせる、というしつけ方です。今でも「オヤツを使うと犬を甘やかすことになる」という“古い”考えのトレーナーもいますが、そのような人でも、たいていは褒めながら犬を「撫でる」ように指導します。では実際に、「褒める」だけで犬は人に従うのでしょうか?最近、「褒め言葉」と「撫でる」の褒美としての価値を比較した研究が発表されました。(全文を読む

愛犬には癒される・・・でも時々、ストレス?

犬は私たちの気持ちを落ち着かせ、犬を飼っていると寿命が長引くなどと言われていますが・・・どんな犬でもひとつやふたつ、飼い主さんを困らせる問題があるものです。紹介している著者の犬は、人なつこいのですが、時々、トイレを失敗してしまいます(全文を読む

雷や花火が苦手な犬 おすすめグッズ②

犬は人間より耳がよいため、大きな音は苦手です。人間社会で、特に都会に住む犬は常にさまざまな”不自然”な音にさらされていて、大きな負担がかかっていることは容易に想像できます。クラシック音楽を聴かせると、牛の乳の出がよくなった、ニワトリの成長が早まった、などの研究はありました。犬をリラックスさせるのに最も適したテンポや音域、使用する楽器など、いろいろな演奏を試しました。曲なら何でも良いというのではなく、一定の条件に合ったものだけが心拍数を遅くしたりストレスホルモンの低下を促す、などの効果を得られることがわかりました。家庭犬では85%の犬に効果があると実証されています。分離不安や来客時の興奮を静めるため、また、恐がりや不安症の犬にも有効です。(全文を読む

雷や花火が苦手な犬 おすすめグッズ①

夕立のあった後、家に帰ったら、愛犬が家中を破壊していた・・・なんてことありませんか?犬の音に対する敏感度は個体差がありますが、犬によっては恐怖のあまりそそうをしてしまったり、ハァハァ息が荒くなったり、よだれをたらしたり、部屋中を落ち着きなく動きまわって吠え続けたり・・・かなり症状の重い場合もあります。これを軽減するのが「サンダーシャツ」。体をバンデージで巻くようなもので、伸縮性のある生地とマジックテープでできています。胴体全体を適度なプレッシャーをかけて犬を落ち着かせます。(全文を読む

あなたはどれだけ犬語がわかりますか?②犬はチンパンジーより人間に近い

最近、犬が「平等 」「思いやり」「悲観」といった感情も持っている可能性を示されています。その根拠は、犬が他の犬と遊びたいと思ったとき、まず相手が自分を見るように相手の視界に入ったり、わざと相手を軽く噛んで注意をひいたりすること。これは遊びたいと思っている犬が、「相手が自分に注意を向けていない」という状態を理解しているからだそうです。私たち人間は、相手の心を読むことができなければ社会で上手く生きていくことができません。この「当たり前」のようなちょっとしたことが苦手で苦労する人もいます。犬もその知能を持っているのです。人間の指を指したものに反応する能力は、チンパンジーよりも犬の方が高いこともわかっています。そういう意味では、犬の方が人間に近いとも言えるのです。 (全文を読む

あなたはどれだけ犬語がわかりますか?①犬同士の駆け引きと思いやり

愛犬の問題行動で困っている場合、犬が飼い主さんにも「話しかけて」も飼い主さんが犬語がわからずに、コミュニケーションギャップが原因になっていることがあります。普段は困った行動ばかり目についてしまいますが、犬はリラックスして遊んでいるときも、同じように微妙な仕草をしています。そういう時は、飼い主さんも余裕をもって犬の様子を観察できるのではないでしょうか。最近の犬の研究では、犬の豊かな感情と認知能力は、以前考えられていた以上に私たち人間と似ている部分が多いことがわかってきています。「20分のビデオテープを分析するのに1週間かかる」と言うほど犬は細かな動きや表情で意思疎通をしているのです。(全文を読む

あなたと愛犬の関係を決めるしつけ方法 自主性か無理強いか

今もっとも進んでいるのは「褒めるしつけ」。科学的にもその有効性は次々と実証されています。軍用犬や警察犬では現在もまだ“無理強い”するトレーニングが主流ですが、そのパフォーマンスとトレーニング方法の関係も見直しが少しずつ進み、より自主性を尊重するトレーニングが取り入れられるようになってきました。そして“ダメなもんのはダメ”という厳しいトレーニングを受けた犬よりも“正しくできたときに褒められた”犬の方が、どんな状況でも、より集中力があり、正確で優れたパフォーマンスをするという研究結果が出されました。主に叱られている犬は、仕事を指示されたとき、おどおど、びくびくする、といったストレスを感じている様子も確認されています。(全文を読む

犬は頭を撫でられるのが嫌い〜犬に喜ばれる “正しい”撫で方

犬好きの人や子供は特に、 見知らぬ犬と出会うと頭を撫でたくなります。でも犬はそれをどう思っているのでしょう?手を出したときに「固まる」「 後ずさりする」などは明らかに嫌がっている反応ですが、それさえも理解していない人がたくさんいるのが現状です。この研究では、犬の心拍数を計り、ストレスシグナルも合わせて犬の様子やしぐさをビデオに記録し観察されました。(全文を読む

犬がヒトの声に良く従うのは、脳の活動が良く似ているからか

人間の声(言葉以外)や犬の声、その他、車などのさまざまな音に対する人間と犬の脳の反応が比較したところ、犬の音を処理する脳の部分は、人間と良く似ていることがわかりました。また、人間の笑い声や犬が遊んでいる時の声、泣き声などに対する脳の活動部分も似ていました。このことは、声を処理するこの脳の部分が、ヒトと犬が分岐するより前の1億年以上前に進化した可能性を示しているそうです。この研究は、人間と犬の間でなぜ声によるコミュニケーションが上手くいくかを探る一歩です。(全文を読む

去勢・避妊は急ぎ過ぎるな!自然な成長と問題行動の関係

去勢・避妊手術をすると、将来ガンになる可能性を防げる、従順になって飼いやすくなるほか、問題行動を防げるなどとされていますが、手術の副作用についての研究がすすんできました。でも、犬の体が成熟する前に手術をしてしまうと将来、問題行動の原因になったり、ある種のガンや病気を発症する可能性が高まるという結果がでています。問題行動では、臆病、過剰な興奮、過剰な従順性による排尿、攻撃性、恐怖が原因の噛み、分離不安といった問題行動がより多く見られました。そして、特に雷については、手術の時期に関係なく、避妊・去勢された犬はされていない犬に比べて怖がることが多かったそうです。(全文を読む

犬の起源、祖先のオオカミ・・・だけど犬はオオカミではない!

オオカミと犬の進化における関係は、近年、遺伝子の研究技術が進み、新しいことがわかってきています。現在の犬の祖先である“オオカミ”は今私たちの知っているオオカミではありません。初期の犬が今存在しないのと同じく、今のオオカミの元となったオオカミも既に存在しないからです。現在の犬の祖先は、犬とオオカミはそれぞれ共通の“絶滅したオオカミ”から分岐し、進化しました。狼の研究では、最近まで信じられていた習性が間違っていたことがわかっています。その謝った考え方を犬のしつけに当てはめるのは古いやり方です。(全文を読む

認知症患者を助ける新タイプのスーパー介助犬

イギリスとイスラエルでは、認知症やアルツハイマー患者の自立を補助するための、新しいタイプの介助犬の研究が行われているそうです。この介助犬は、盲導犬や聴導犬、てんかんや糖尿病の発作を助ける補助犬、犯人の足跡を追って探し出す警察犬のような使役犬の仕事をこなします。さらに、この介助犬は、心の支えとなるコンパニオンでもあり、散歩や、散歩中の簡単な会話を通して患者の自立を助けることにもなるわけです。 (全文を読む

犬の排泄ポジションの謎 どこでしても同じじゃないの・・・?!

愛犬がウンチやオシッコをするとき、ここという場所を決めるまで、なぜウロウロと時間がかかるのだろう?どこでも同じなのに…と思ったことはありませんか?それを研究している人がいます。犬が体の向きを地球の南北の方角に合わせて排泄することを好み、東西は避けるからだそうです。(全文を読む

犬の無駄吠えはどこまで理解できるか?〜動物の言葉を解明する技術

犬のコミュニケーションの道具のひとつは吠えること。でも、高度な機械の分析に頼れない私たちがそれを理解する第一歩は、私たちの耳と目と観察力です。4年ほど前のことですが、マンションの4階に引っ越した直後のことです。新しい環境で落ち着かなかったうちの犬2匹は、しばらく外で犬が吠えるとそれに反応して吠えていました。でもよく気をつけて様子を見ていると、吠えるときと吠えないときがあったのです。(全文を読む

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