カテゴリー:トレーニングの手法/技術

トレーニングの効果を左右する3ミリの動き

ドッグトレーニングは「スキル」だ。あのやり方がどうの、このやり方がどうの、とならいくらでも言うことはできるが、「実技」ができなければ意味がない。(全文を読む

テレビ番組の犬のしつけの怪

先日、ある民放テレビ局で、ダメ犬があっという間にいい子になる、という海外の番組と、1時間でマテを教えるという企画が放映されていた。エンターテインメントとして楽しませていただいたが、番組を見ている人は、これをそのまま信じてしまうのだろうか?(全文を読む

トレーナーの選び方:私が重視する3つのポイント

良いトレーナーの選び方の一例。何を「良い」と考えるかは人それぞれなので、私が何を重視するか、私は自分のトレーニングで何を重視しているか、ということです。(全文を読む

犬のカイロプラクティック⑥施術とトレーニングの共通点

一番ポイントとなるところひとつを治すことで、全体に波及する・・・ということ。(全文を読む

子供を叩いてはいけないが、お尻にお仕置きは良いって?

ローマ法王が、子供を「打つのは良くないが、(お仕置きとして)お尻をたたくのは許される」という趣旨の発言をしたそうだ。アメリカのCNNニュー スで聞いたので、英語に訳されている。そしてレベラルなCNNの男性キャスターでさえ、「僕はspankingはいいと思うけど、ボス(=奥さん)がいやだというからうちの家庭ではやらないんだ」と言っていた。犬のしつけは、子供のしつけに似ていて色々な考え方がある。(全文を読む

“信頼関係”っていったい何よ?

犬のしつけでよく聞くのが「犬との信頼関係」。飼い主さんが愛犬のことで困っているとき、犬を叱る手法のトレーナーでも、褒める手法のトレーナーでも、何かと「犬と信頼関係ができていないからだ」と言います。でもそれって、問題解決の答えになっていますか?(全文を読む

犬のしぐさを見分ける“眼力”:あなたにはどれだけ愛犬の表情が見えていますか?(動画)

犬は「社会的」な動物です。簡単には人間の目では見えないさまざまな表情、しぐさを使ってコミュニケーションをします。犬の自主性を尊重し、力まかせではなく効果的にトレーニングするには「観察力」必要です。普通の飼い主さんでも慣れれば見えるようになります。(全文を読む

ドラマチックにご用心!技術のあるトレーナーの訓練は“絵”にならない・・・

あなたは「ドッグトレーナー」と聞いたとき、どんな情景を思い浮かべますか?テレビなどでは、ドラマチックで「うわ〜すごい!」と“印象”に残るシーンの見栄えは抜群です。でも、本当に効率的なトレーニング方法は、“絵にならない”ものです。吠えてしまう犬を、吠えさせないギリギリの状態を見極めてトレーニングする。普通の声で話しかける、あるいは声もかけない。犬を威圧するようなことをせずに、かまわないでほっておく…そのような「何もしていないのに、何で?」くらいのやり方をした方が、犬はよほど早く学習します。(全文を読む

失敗させずにマテを教える⑥ちょっと待っててね(動画)

いよいよ家の中ではなく、そとでの練習です。まずはなるべく人や犬が通らない場所を選んでください。動画どおりに練習してきてくださっていれば、あなたの知らないうちに10秒以上「マテ」ができるようになっているはずです。(全部を読む

失敗させずにマテを教える⑤おいてきぼりでも大丈夫(動画)

あなたの姿が見えなくなっても「マテ」ができる練習です。(全文を読む

失敗させずにマテを教える④日常への応用(動画)

オヤツがなくても言うことを聞くようにするポイントです。応用するのは「すでに上手に難なくできるようになったこと」。(全文を読む

失敗させずにマテを教える③何があってもマテはマテ(動画)

あなたが、動いてもちょっと離れても、待っていられる練習です。まだ時間を長くする必要はありません。その前に③を練習しながら、失敗させずにマテを教える④日常での褒美 をやってください。(全文を読む

失敗させずにマテを教える②10秒までのマテ(動画)

「マテ」という言葉を教えながら、マテの時間を延ばしていくコツ。(全文を読む

失敗させずにマテを教える①マテよりも、まずは「ヨシ!」(動画)

ほとんどの飼い主さんは愛犬に「おすわり」を教えます。でも中には、おすわりとは、おしりを地面につけて立ち上がる、と思っている犬もいませんか?ほとんどの飼い主さんは、マテも教えます。でも「ヨシ」(または「オーケー」など)という「もう動いてもいいよ」というのはちゃんと教えていません。おすわり、と言って犬は座ります。そして・・・飼い主さんはその後特に何も言わないので、適当に「そろそろいっかな?」と犬が勝手に状況を判断して動く、そういうパターンをよく見ます。(全文を読む

ポジティブ・トレーニングていったい何?(下)自主性の尊重と無理強い

褒美を与えてこうしてね、というのを教えるのを「陽性強化」といいます(できたら犬が喜ぶものを与える)が、それ以外にオスワリを教える方法はないのでしょうか?・・・犬が「スワレ」の指示に従わないと、リードを引っ張って首に圧力をかけます。すると犬は不快な思いをするので、それを避けるようにしてすわります。すわると同時に不快感は取り去られます。何度もこのようなことが繰り返されると犬は、「スワレ」と言われたら嫌な思いをするよりもさっさと座った方がいい、と学びます。(全文を読む

ポジティブ・トレーニングっていったい何?(中)人生は「褒美」と「罰」にあふれてる

私たちは常に「良いこと」と「嫌なこと」を経験しながら生きています。これが心理学(学習理論)の中でいう「褒美」(良いこと)と「罰」(嫌なこと)のことです。「罰」も自然の法則の一部。正しいこととか、いけないこと、という次元や個人の心情や信念の問題ではありません。。“ポジティブ・トレーニング”は、犬を力まかせで言うことをきかせたり、犬を威圧する、リードで首にショックをかけ(不快な思いをさせる)従わせる、といった不必要なストレスをかけるやり方はしません。特別な場合以外、犬に身体的・精神的苦痛という「罰を与える」必要がないからです。(全文を読む

ポジティブ・トレーニングっていったい何?(上)ポジティブの意味

最新の動物のトレーニング方法は、科学的な根拠に基づいているということです。「叱るよりも褒める」「無理強いするよりも自発的に学ばせる」方が効果的だ、ということが実証されています。「犬がリーダーになっているから飼い主の言うことに従わない」とか、「犬と一緒に寝ると犬が支配的になる」などといった“感情論”や“信念”とは別問題です。(全文を読む

オモチャをはなして!の教え方(動画)

出せ」と言ったらオモチャを放してくれるようにトレーニングしましょう。(「出せ」でなくても「ちょうだい」でも「出して」でも何でも良い)多くの犬は、オモチャを引っ張り合うのが大好きです。遊びながら「出せ」を教えるのは簡単です。これができるようになったら、他の良からぬ物をくわえてしまった時にも「ちょうだい」と言って出してもらえるように応用していくことができます。(全文を読む

「犬のしつけ」と「ドッグトレーニング」って何が違うの?

一般的に「しつけ」「トレーニング」などと呼ばれているのは、社会的な動物(人間でも犬でも)が、社会をわたって行くために成長に応じて身につけていく“スキル”です。一方、その他にある「問題行動」については、正しく理解している人はまだ少ないです。過剰に吠える、極度の恐がり、噛む、攻撃的、お留守番ができない、などに必要なのは「しつけ」ではありません。再トレーニングで対応できる場合ももちろんありますが、症状によっては基礎訓練より慎重な対応や特別なトレーニングが必要となります。アメリカでは一般的なしつけ・トレーニングをする家庭犬トレーナーと“問題行動”のトレーナーは区別されています。(全文を読む

「褒めてしつける」ってどういうの?(動画)

最近の流行りは「褒めてしつける」ですね。ただ、流行ると誰もがそれを売りにします。うたい文句に惑わされないで本当の「褒めてしつける」ことのできるトレーナーを見分けてください。あなたの選んだ(選ぼうとしている)トレーナーは、どのような方法でトレーニングしていますか?言っていることとやっていることは同じですか?(全文を読む

あなたのトイレトレーニングが上手くいかない訳(上)

子犬を迎えたけれど、なかなかトイレを覚えてくれない、と困っている方。もしかしてこんなこと、やっていませんか?・大げさに褒める・頭や体をを撫でる(撫でようと手を出す)・「ワンツー、ワンツー」などと声をかける・ケージの外でオヤツをあげる…犬のしつけ本やインターネットにこのようなことが載っているようですが。(全文を読む

チキンワークショップ⑮「涙の数だけ強くなれるよ〜♪」

チキンワークショップでは、泣く人が続出します。この“決定的瞬間”は、たいがい3日目の終わりから4日目にかけて起こります。自分のトレーニングの未熟さがニワトリを通して現れ、修正しようとすればするほどどんどんその傷口が開いていくからです。4日目の終わりには何らかの光が見えてきて、重い空気をまとった人はいなくなり、最終日の5日目にはみんな晴れ晴れとした顔になります。ボブは静かに見守りつつ、どうしても必要なときだけアドバイスをくれます。(全文を読む

感情をコントロールできない子供たち・・・と、犬たち

子犬の時に見知らぬ犬や見知らぬ人と接触する機会が十分に与えられないと、犬はその後成長してから「犬見知り」「人見知り」になります。その中で、何らかの特別嫌な思いや怖い思いなどをすると、それをきっかけに一種の「パニック症状」を起こすようになってしまうことがあるのです。「しつけが悪い」とか「犬が飼い主の言うことを聞いていない」「落ち着くまでその場から動いてはいけない」などと間違った指導する人がまだいるようですが、必要なのは、感情をコントロールできるように教えてあげることです。間違ったトレーニングをすると、症状を悪化させます。(全文を読む

チキンワークショップ⑭ 動物に伝わる「こうしてね!」

動物に「こうしてね!」を正しく伝えるには、タイミングが大事です。「そう、それが正解」(褒美を使う)のでも、「それだめ!」(罰を使う)のであっても、「タイミング」が大事なのは同じです。(全文を読む

チキンワークショップ⑬「誰でも動物をトレーニングできる・・・◯◯◯さえかければ」

「誰にでも動物をトレーニングすることはできる・・・時間さえかければ」Anybody Can Train An Animal Given Enough Time.ボブのよく言うフレーズのひとつです。ただ、プロに求められるのは「時間」。チキンワークショップで学ぶのは、いかに正確にトレーナーが何を求めているのかニワトリに伝えることです。トレーナーの未熟さを補ってくれるのが犬。それに対してトレーナーの未熟さを思い知らせてくれるのがニワトリです!(全文を読む)

チキンワークショップ⑫良いトレーナーは辛抱強い

チキンワークショップのプログラムがいかに深く考えられているか書きましたが、これは実はマリアンが考えだしたものでした。マリアン・ブリーランド・ベイリーPhD(1920-2001)は、「オペラント条件づけ」を提唱した ハーバード大学の心理学者、B. F. スキナー(B. F. Skinner)の弟子でした。スキナーのもとで、「ハトを使ったミサイル攻撃プロジェクト」を担っていた才女だったのです。トレーナーとしてのマリアンについてボブは「彼女はとにかく辛抱強かった」と、しみじみと噛み締めるように言います。動物をトレーニングする時、犬をしつけるとき、忘れてはならないとても大事な言葉です。(全文を読む

本気噛み!しつけにも限界はある

「しつけ」では治らない問題がある場合、間違ったトレーニングで問題を悪化させてしまうケースも少なくありません。でももし「正しい」トレーにニングをどんなにしても改善されなければ、トレーニングだけでなく薬の力を借りなければならないかもしれません。心配な行動がみられる場合、専門の獣医、トレーナーにご相談ください。何らかの病気の場合、病名を診断できるのは獣医さんに限りますが、トレーニングの限界を見極めるのもトレーナーの役割のひとつであるべきです。(全文を読む

チキンワークショップ⑪アメリカの競技犬の世界に変化

チキンワークショップが正式にアメリカで再開される前にロスで開かれた3日間のワークショップには、全米でもトップレベルのオビディエンス競技(服従訓練競技)の“選手”(コンペティター)が数人参加していました。アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)や他の団体の服従訓練競技会は各地で毎週のように行われていて、日本とは比較にならない競技人口です。その一人のローラは、ここ数年の「陽性強化」の波を受け、陽性強化に傾倒してきました。それでもまだ服従訓練競技の世界では、トップレベルで競技するためには「陽性強化」+「失敗したら多少の罰は仕方ない」という考えが主流です。彼女もそう思っていたのですが、それでも「本当に叱らずにできるのだろうか?」を自分で確かめたくてワークショップに参加していました。(全文を読む

チキンワークショップ⑩軍用犬、警察犬のパフォーマンス

野生のイルカやトカゲやクモまでもトレーニングしてしまうボブは、アメリカの軍用犬のトレーニングも行っていました。軍用犬や警察犬のトレーニングは今でも、「精度の高いパフォーマンスを求めるには、失敗したら「罰」(矯正)は不可欠だ」という考えの人が少なくありません。もともと軍用犬や介助犬などの育成プログラムを作ってきたボブがアメリカで仕事をしなくなった理由のひとつに、いつまでたってもなかなか「変わらない」ので嫌になったのだそうです。ボブは、「罰を与えることがいけないというよりも、必要がない」「“矯正”しない方がより確実で信頼できるパフォーマンスが得られる」と考え方で、またそれで十分すぎる実績を残しています。 (全文を読む

ベイリー、ファーフッディのチキンワークショップ⑨エゴの対決

家庭犬のトレーナーは、自分の犬を上手にトレーニングできるだけでは仕方なく、いかに飼い主さんに上手にしつけ方を教えられるかが大事です。最後のレベル5は、的確なトレーニングの技術を持っていることにくわえて、いかに相手にそれを正確に伝えられるかが課題です。自分のニワトリを、自分ではいっさい直接トレーニングせず、パートナーに指示を出してトレーニングしてもらいます。(全文を読む

「褒める」だけでは犬は人に従わない(前編)

「褒める」だけで犬は人に従うのでしょうか?「褒め言葉」と「撫でる」の褒美としての価値を比較した研究が発表されました。ただ、この研究で犬が撫でられると喜ぶことがわかっても、褒めるだけで指示に従うようになるかはわかりません。1967年にすでに褒めるだけではまったく効果がないことがわかっています。「褒め言葉」は褒美にはならず、それだけでは犬に基礎訓練を行なうことはできないし、すでに学んだ動作を維持することもできない…(全文を読む

失敗しないトイレのしつけ⑥オヤツを使う?それとも褒める?

トイレのしつけに、なぜあえて「オヤツ」(ご褒美)を使うのでしょうか?しつけの本には「トイレでできたら褒める」と書いてあるようで、“褒めて撫でている”という飼い主さんがたくさんいます。これは必ずしも効果的ではありません。なぜならば…(全文を読む

ベイリー、ファーフッディのチキンワークショップ⑧チキン・アジリティ(動画)

2013年6~8月に行なわれた「オペラト条件づけワークショップ」のレベル4「チェイニング」Chaining。ニワトリを使って行動分析の原理と応用を実践で学ぶのですが、このレベルでは、例えば、罰を与えずに、犬の服従訓練競技やアジリティに応用できる理論とスキルを学びます。(全文を読む

あなたと愛犬の関係を決めるしつけ方法 自主性か無理強いか

今もっとも進んでいるのは「褒めるしつけ」。科学的にもその有効性は次々と実証されています。軍用犬や警察犬では現在もまだ“無理強い”するトレーニングが主流ですが、そのパフォーマンスとトレーニング方法の関係も見直しが少しずつ進み、より自主性を尊重するトレーニングが取り入れられるようになってきました。そして“ダメなもんのはダメ”という厳しいトレーニングを受けた犬よりも“正しくできたときに褒められた”犬の方が、どんな状況でも、より集中力があり、正確で優れたパフォーマンスをするという研究結果が出されました。主に叱られている犬は、仕事を指示されたとき、おどおど、びくびくする、といったストレスを感じている様子も確認されています。(全文を読む

犬を知るには嗅覚を知れ:AKCのトラッキング競技②〜上級レベルTDX(動画)

アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)のトラッキング(足跡追求)競技には3種類クラスがあります。その一つが上級レベルのTDXで、合格率は50%以下という難関です。追跡する距離は合計800M前後。コーナーが5回〜。足跡をつけてから最低3時間たってからスタートします。探さなければならない落とし物の数は3個以上になり、さらに薮や茂み、小川、にくわえ、別の人物の足跡などの「難所」をクリアしていかなければなりません。犬は嗅覚の生き物です。嗅覚を使った作業やドッグスポーツをするとより犬のことを理解できるようになります。(全文を読む

ベイリー、ファーフッディのチキンワークショップ⑦ニワトリの性格

ワークショップの初日に5日間自分のニワトリとなる2羽を選びます。ニワトリにも性格があって、人間がケージのドアに手をかけたとき、出たくて前に進み出てくるのもいれば、捕まえられるのを避けようとケージの奥に逃げるのもいます。出されるときは一瞬躊躇するものの、すぐに慣れるものもいます。(犬と似ていますね?!)トレーナーは、決められた時間の中で効率的なトレーニングをするためには、2羽の性格の異なるニワトリに的確に対応することが求められます。(全文を読む

犬を知るには嗅覚を知れ:AKCのトラッキング競技①〜嗅覚を使って足跡を追う(動画)

アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)には、トラッキング(足跡追求)という競技があります。日本では警察犬の仕事がもとになっている足跡追究競技しかなく、一般にはほとんどなじみがありません。アメリカでもメジャーとは言えませんが、犬の本来の能力を発揮させてあげることのできるレクリエーションとして、根強い人気があります。犬は嗅覚の生き物です。嗅覚を使った作業やドッグスポーツをするとより犬のことを理解できるようになります。(全文を読む

ベイリー、ファーフッディのチキンワークショップ⑥マイチキン

ボブ・ベイリーは、ワークショップに使う教材のニワトリについては最大の注意を払っています。ワークショップの各クラスの定員は20人程度ですが、ニワトリは、参加者一人につき2羽ずつ与えられます。初日に参加者は、ケージに入れられたニワトリたちの中から、自分が気に入ったニワトリを2羽選び、5日間この2羽が自分のニワトリとなります。自分のトレーニングが下手で、どんなことになってしまっても、自分で「責任を取らなければ」なりません。(全文を読む

ボブ・ベイリーのチキンワークショップ⑤3日か5日か、それが問題だ

ボブから学んだ人が主催するチキンワークショップやニワトリ以外のワークショップも最近ではあり、いずれも3日くらいまでの短期間です。ボブもいったんは5日ではなく3日に短縮できないか、考えたことがあります。でも結局、彼の意図する内容を学ぶにはどうしても5日間必要だという結論に達しました。(全文を読む

ボブ・ベイリーのチキンワークショップ④美しくもおばかなチキン

レッグホーンというニワトリの種類は、主に卵を得るために飼育される種類です。この中には「ショー用」(品評会用)のニワトリが何羽か含まれていました。ファッションショーやドッグショーのように、ニワトリの美しさを競うために改良されるニワトリです。問題となったニワトリは、トサカが極端に小さく、豪華な羽を持ってました。課題の重要なステップで、ショー用レッグホーンの「学習能力」に、先天的な問題がある可能性が高まったのでした。(全文を読む

ボブ・ベイリーのチキンワークショップ③なぜニワトリが教材なのか

ボブとマリアンの何十年にもわたる動物トレーニングの経験で、短時間で行動の仕組みを学ぶには、ニワトリの中でも、レッグホーンという種類に勝る教材はない、という結論に至りました。ニワトリは、限られた動きしかできないかもしれませんが、物を持つ、引っ張る、つつく、など、十分にさまざまな芸を教えるだけのことができます。動きも素早いため、トレーニングするにはタイミングを外さないことが大事になります。犬のように「人間の意図を読む」能力が優れていると、たとえトレーナーがミスしたり力不足でもトレーニングができてしまいますが…(全文を読む

ボブ・ベイリーのチキンワークショップ②引退返上!伝説のワークショップが再開

2013年6月、ボブ・ベイリーScDのオペラント条件付けワークショップ(通称チキン・ワークショップ)がアメリカで再開されました。このワークショップは、ボブとマリアン・ベイリーPhD(1920-2001)が主催し、1990年代に、科学に基づいた動物トレーニング方法を一般社会に広めるのに大きく貢献した伝説のワークショップです。それまで主流だった、動物に無理強いをして言うことをきかせる訓練法ではなく、褒美を与えるという、より動物に優しい方法を学ぼうと、アメリカを中心に多くのドッグトレーナーの他、行動学者や行動獣医学の獣医師なども多く参加しました。(全文を読む

ボブ・ベイリーのチキンワークショップ①3歩あるいたらすべて忘れる?ニワトリを訓練できるか?!チキンワークショップで技術向上を目指す

私はドッグトレーナーとしての技術を磨くため、これまで様々な犬の理論的・実践的セミナーを受けてきましたが、8年も前からずっと「いつか受けたい!」と思い続けてきたワークショップがありました。それは、“動物トレーニングの神様”ともいえるボブ・ベイリーの主催する、通称「チキン・ワークショップ」です。

そのころ私は、当時ではまだ主流だった犬のトレーニングについての考え方に疑問を持っていました。

「犬を飼い主より前を歩かせると犬がリーダーになる」
「食事は人間が先にしてから犬に与える」今ではどれも犬の支配性とは直接関係ないことがわかりましたが、なぜこのような説明になってしまうのか、それを説明できる理論を探し当て、正しく理解するまでにはそれなりの時間がかかったのです。(全文を読む

 

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