カテゴリー:犬の性質としつけ

多頭飼い④犬同士の関係をこじらす飼い主の“喧嘩の裁定”(下)

多頭飼いをする方が増えていますが、2匹の犬が喧嘩をし、ケガをすることもあります。また、今まではちょっとしたいさかい程度ですんでいたのが、何かのきっかけでケガをするほどの喧嘩をするようになってしまった、ということもあります。きっかけは…①引っ越した②病気の老犬を保護した(全文を読む

多頭飼い④犬同士の関係をこじらす飼い主の“喧嘩の裁定”(上)

多頭飼いをする方が増えていますが、2匹の犬が喧嘩をし、ケガをすることもあります。また、今まではちょっとしたいさかい程度ですんでいたのが、何かのきっかけでケガをするほどの喧嘩をするようになってしまった、ということもあります。きっかけは…①引っ越した②病気の老犬を保護した(全文を読む

「犬が‘’悪い子”なのはすべて飼い主が悪い」のウソ

「犬をちゃんとしつけるのは飼い主の責任だ」確かにそのとおりですが、日本のペット業界には多々問題があります。どこまでが「飼い主のせい」なのか?(全文を読む

新時代のドッグトレーナー「トレーナーの犬はみんないい子」のウソ

最近犬のトレーナーになる人の中には、あえて引き取り手のない、人見知りや犬見知りなどの「問題」のある犬の里親になって面倒をみていたりしています。あるいは、心や行動のリハビリが必要な犬を引き取った飼い主さんが、その犬の面倒を見るうちに勉強を重ねてトレーナーになる・・・といったこと。(全文を読む

「今日はご馳走だ!」犬を甘やかす方法…一貫性に自信のない方はやめておきましょう

犬に食卓から人間の食べ物をあげてはいけない、とよく言われますが、実際はあげている飼い主さんもたくさんいますよね。それが楽しみの「お父さん」もけっこういるのでは?あげたからって犬が飼い主に従わなくなるわけでも、お行儀が悪くなるわけでもありません。たまにドッグカフェで、膝に犬を乗せてテーブルの食べ物をあげている人を見ますが、犬はお行儀よく(?!)もらうまで待っています。(全文を読む

退屈はいたずらのもと…いけないって「知ってる」のに?!

今月末に10歳になります。が、元気が余っているといたずらする性格は変わりません。お散歩から帰ってきてすぐに置いて出かける時も、興奮状態のままで持て余すようです。犬は、いけないことだと「わかっているのに」いたずらするのではありません。(全文を読む

犬はどう学ぶのか、人はどう学ぶのか…無言の「そこどけ」

息子「上に行こうか」。母「私はまだここにいる」息子「いや、いいよ、もう行こうよ」母「私はここにいるのよ!」という会話。どうもおばさんが、意味深です。そして、おばさんは私の方を「見ました」。一言も発しませんでしたが、明らかに私に向かって「そこ、どきなさいよ」と言っていました。息子は特に感じが悪いことはありませんでしたが、私がどいたあとの椅子に座り、二人はその後ずっとそこに座っていました。さて、私はなぜおばさんが何を言いたいか、わかったのでしょうか?(全文を読む

形にとらわれるな!あなたの犬は犬なつこい?それとも失礼?(動画)

普段は飼い主の横をお行儀よく歩いている犬でも、犬を見つけた瞬間に突然スイッチが入って、リードを激しく引っ張る犬もいます。こういう犬こそ、リードがなければ制止できないでしょう。他の犬とすれ違うたび、突進してくる犬もいます。社会的な動物である犬が、同じ種に興味をもつというのは、ある程度当たり前のことです。飼い主さんによっては、「うちの子は犬が好きだから」と好意的に解釈していることもあります。でも、犬を見つけるたびに過剰に反応する必要は本来ありません。(全文を読む

すべての犬がドッグランに向いているわけではない(下)

ドッグランやパピーパーティ、その他、犬同士で遊ばせる時、それぞれの犬がみな楽しくなければなりません。そしてそれを「犬同士のこと」と放任せずに、社会人見習い中の犬には、人間が様子を見なければいけないのです。小さな5カ月のトイプードルは、6カ月の柴犬に「追いかけられて」しまいました。子犬のうちの1カ月の差は大きい上に、サイズもかなり違います。トイプードルが全速力で走っても、柴犬は余裕です。だんだん悲壮感が出てきました・・・でもたかが子犬でも、人間よりよほど足は早い!私が間に入ろうとしても追いつきません。(全文を読む

すべての犬がドッグランに向いているわけではない(上)

ドッグランは、柵で囲まれた広場で安心して犬をリードなしで遊ばせられる便利な施設です。飼い主さん同士で犬同士遊ばせる時も実質ドッグランと同じで、飼い主さんの自己責任において犬を自由に遊ばせます。このような施設は、いろいろな犬との接し方を学ぶといった、子犬の社会化にうまく使えればそれにこしたことはありません。でも、すべての犬がドッグランに向いているわけではありません。犬によってはマイナスなこともあったり、トラブルになったりすることもあります。(全文を読む

なぜ一人にすると吠えるの?(下)

ほとんどの人が犬をリビングにおいたケージ(サークル、ハウス)で寝かせているのには、実はちょっと驚きです。「子犬は一人で寝かせないと甘やかすことになる」といいった古い「主従関係論」の名残が強く残っているようです。はっきりいって、直接関係ありません。子犬の時にトイレトレーニングが必要なのでリビングに置くのが一番目が行き届いて便利だからなのでしょうが、必ずしもトイレのトレーニングになっていない場合も少なくありません。もし、犬が朝、目を覚まして吠える、夜家族が寝室に入ってしまうと吠える、というのが続き改善の兆候が見られないのであれば、部屋に入れてあげるか、あるいは飼い主さんの姿が見える位置で寝かせてあげるとか、考えてみてあげてはどうですか?(全文を読む

犬が噛む時④身の危険を感じた時

あなたが犬の頭を撫でようと手を出したときに噛まれたとしたら、犬が攻撃的なのでも、しつけが悪いのでもありません。あなたが飼い犬に手を噛まれたといって、すぐに「犬がリーダーになっているからだ」と考えるべきではありません。本当に支配的だったり攻撃的な性質の犬はまれと言っていいでしょう。ほとんどの犬は“群れのリーダーの地位”など狙っていません。犬の頭を撫でようと手を出し噛まれたら、あなたのことが「怖かったから」と考える方が普通です。本当に支配的な犬は、噛むよりも他のしぐさで自分の優位性を主張しようとするものです。(全文を読む

形にとらわれるな!飼い主の前を歩く犬と主従関係の無関係(動画)

よく、犬が飼い主の前を歩いていると「主従関係が逆転している」とか「犬がリーダーになっている」などと言われます。でも、前を歩いているというだけで「犬が上位に立っている」ということにはなりません。前を歩いていてもよく言うことを聞く犬はたくさんいます。それどころか、「支配的」だから飼い主の前を歩く、という犬のほうがまれで、犬が飼い主の前を歩いている理由は他にあります。(全文を読む

本物の「ブリーダー」の見分け方:情緒的に安定した子犬は飼いやすい

どうしたら良いブリーダーを見分けることができるでしょうか?もし私がペットショップで「この子犬が欲しい!」と万が一思ってしまったとしたら、まずこれを確認するでしょう・・・「生後何日で親元を離れてペットショップに連れてこられたのか」もし56日より前だったら・・・注意信号点滅です。犬の福祉を考えるイギリスなどの先進国では、生後56日より前に親元や兄弟たちから離して販売してはいけない、と法律で定められています。なぜならば…(全文を読む

誰もが“ブリーダー”?!と名乗る時代:良い子犬選びとしつけの関係

私が「ブリーダー」と呼ぶのは、繁殖しているその犬種が大好きで、特別の思い入れがあり、その犬種の特徴は当然のことながら、ペットとしての気質や健康な子犬を繁殖している人のことです。子犬を大量生産する繁殖業者ではありません。毎日お散歩にも連れて行ってもらえるし、家族の一員として生活しています。私が「ブリーダー」と呼ぶ人は、どんな気質の子犬が生まれるかを考えて繁殖し、健康な子犬を作ろうと努力しています。「流行」に便乗してその犬種が“大量生産”され、その時期に繁殖された人気犬種は何かと健康上に問題があることが多いです。これまでの流行では、1990年頃のゴールデンレトリーバー、スピッツやシベリアンハスキーが流行った時期もありました。(全文を読む

目が合って買っちゃいました:健全な子犬としつけの関係

たった2カ月になるかならないかの子犬を、ガラス張りのショーケースに長時間入れて展示する、という行為は、動物愛護意識の高いヨーロッパでは“動物の福祉に反する”というのが常識です。子犬の情緒的な成長の上で弊害が大きいからです。犬はペットショップで売られていません。4カ月になるまで親や兄弟と過ごした子犬は、精神的に安定していて成長してからの問題行動が少ない、とわかっているそうです。3カ月まで親元にいて他のブリーダーさんの家庭で育った子犬も「落ち着き」が明らかに違います。(全文を読む

教科書どおりの犬と、変化球の犬

今まで何匹も犬を飼ったことのある飼い主さんでも、「この犬は、今までのどの犬とも違って、どうしたらいいかわからない」ということに直面することがあります。「これまでの2匹は自分でしつけて何の問題もなかったのに、この子だけ何で・・・???」。平均的な犬は、しつけ本(教科書)で十分かもしれません。でも「変化球」を投げてくる犬への対応は、しつけの本に答えは書いてないでしょう。(全文を読む

いい子なんかじゃいられないっ!

どんな犬を、どんなに一生懸命しつけても、いい子ではいられないことがあります。それは、「基本的な欲求」が満たされていない時。基本的な欲求とは、・食べ物と水・安心して休める寝床・寒すぎず暑すぎない温度環境などがまず挙げられますが、忘れてはいけないのが「エクササイズ」です。どんなに良いものを食べさせてもらっていても、どんなに高級なドッグベッドに寝ていても、どんなに撫でてもらってかわいがってもらっていても、犬には散歩が必要です。(全文を読む

いい子が困った子に変わるとき:ご主人様を亡くした秋田犬

これまでお散歩をしてくれていたおじいちゃんが急に自宅で倒れて亡くなり、それ以来、「散歩に行かない」と家から出すだけでも大仕事になってしまいました。やっと家を出ても、「こっちに行く」「あっちは朝は行かない方向だよ」「まだここにいる」・・・。30キロ以上ある秋田犬です。ちょっとやそっとリードを引っ張ったって動きやしません。おじいちゃんは、のんびりしたお散歩に「忍耐強くつき合ってあげていた」というのです。(全文を読む

生徒さんの紹介:ブラッシング嫌いのシーズー

ブラッシングをしようとすると唸ったり歯を剥く・・・嫌がるのはかわいそうでどうにかしてあげたい、と飼い主さんは思っていました。これまで無理強いをせずにAちゃんの様子をみながら対応されていましたが、これは大事なことです。犬の性格によっては強要するとますます嫌がるだけでなく、噛むようになってしまうこともありますから。(全文を読む

多頭飼い③下はやりたい邦題、上に執拗にからむ

上の子は4歳のシーズーミックス、下の子は2歳のポメラニアン。二匹とも見知らぬ犬が苦手で吠える、下のポメラニアンが何かと吠える・・・などのご相談でした。上の子は落ち着いた性格で人なつこく、下の子は落ち着きがなく、見知らぬ人は初警戒するようでした。(飼い主さんは人は好き、と思っていらっしゃいましたが・・・)お姉ちゃんは、妹と遊んであげることもあるけれど、たまに相手をしてあげるのにも疲れると避けようとするのですが、まだ若い妹の方は「もっと遊ぼうよ〜」と執拗にからみます。お姉ちゃんの方には、ストレスがたまっていました。(全文を読む

多頭飼い②「吠えて叱っても言うことをきかない」

先住犬は柴犬の女の子。2匹目は2歳未満のトイプードル。赤ちゃんが這うようになったので、リビングを半分に仕切って2匹の居場所を制限したところ、それ以来、2匹目のトイプードルが過剰に吠え、いくら叱っても言うことを聞きませんでした。このトイプードル、「しばらく前まではオモチャで遊んでいたのに、最近遊ばなくなった」というのです。若く活発なプードルで、エネルギーが有り余っているはずなのに?!(全文を読む

多頭飼い①「いさかい」と、それぞれの言い分

最近よく見るようになった多頭飼い。2匹目を迎えれば自然に仲良く暮らせる、とは限りません。先住犬のジャックラッセルは、活発ながら節度ある女の子。庭でのボール遊びが大好きです。2匹目は若いウェルシュテリアのやんちゃな男の子、B君。ボールを追いかけるお姉ちゃんのことを追いかけるのが楽しくて仕方ありません。でも、B君が2歳になったころからボールをめぐって「いさかい」が目立ってきました。(全文を読む

犬は頭を撫でられるのが嫌い〜犬に喜ばれる “正しい”撫で方

犬好きの人や子供は特に、 見知らぬ犬と出会うと頭を撫でたくなります。でも犬はそれをどう思っているのでしょう?手を出したときに「固まる」「 後ずさりする」などは明らかに嫌がっている反応ですが、それさえも理解していない人がたくさんいるのが現状です。この研究では、犬の心拍数を計り、ストレスシグナルも合わせて犬の様子やしぐさをビデオに記録し観察されました。(全文を読む

デザイナー犬はフランケンシュタイン?

しばらく前に流行した「デザイナー犬」。最近ではプードル以外の犬同士を掛け合わせた犬も多く見るようになりました。高い値段で売られています。もともとは、犬の毛アレルギーの人でも飼える介助犬としてオーストラリアで“開発”された「ラブラドュードル」がもとです。今や、大きな利益を生むデザイナー犬の中には、なぜその二つの犬種を掛け合わせるの?と疑問に思う犬がいます。ラブラドゥードルの生みの親であるウォーリー・コンロン氏は、結果的に不健康で不安定な性格の「デザイナー犬」を生むことになってしまって後悔し、自分は「フランケンシュタイン」を作ってしまったと嘆いているそうです。その理由は…(全文を読む

 

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