お散歩前の興奮は、静めないとエスカレートする場合もあります

2018.06.25

お散歩前に、吠え、飛びつき噛むのが激しくなってきて困っているとのご相談を受けました。
それは徐々に激しさを増し、噛まれて傷が残る場合もあるとのこと。お散歩に行くのさえ危険な状態になってきたそうです。

今回のケースは飼い主さんが怪我をする危険がないよう、じっくりとお話をうかがったうえでトレーニングを進めていきました。初めは、犬の興奮度が高すぎて、トレーニング用のおやつも見向きもしない状態でしたが、お散歩に行くためのリードをつける以外は、いっさい犬には触れていません。

トレーニングにかかった時間は休憩を含めて1時間半くらい。

飼い主さんがご自身でトレーニングを続けていただけるとこまでできたところで、お母さんから「面白いっていうのも変なんですけど、面白かったです。よく犬に考えさせるトレーニングって聞きますけれど、こういうことなんですね。Sが考えているのがわかりました」との感想をいただきました。

「背中を向けて無視しても、効果ありませんでした(…)でも今回、あっというまに理解したので、うちの子って賢い!って思いました」(お父さん)

 

 

 

お散歩の前に、いろいろなことで苦労されている飼い主さんは多いです。

・お散歩というと逃げる
・リードや首輪(ハーネス)にじゃれて噛んでくる
・興奮して走り回る
・リードをつけようとすると噛む

など。

多くの場合は、飼い主さんのちょっとした工夫や気づかいで大きく改善し楽になることがあります。