ベイリー、ファーフッディのチキンワークショップ⑥マイチキン

2014.03.26

ボブ・ベイリーは、ワークショップに使う教材のニワトリについては最大の注意を払っています。ボブとマリアンがアーカンソー州ホットスプリングスでワークショップを行っていたときは、自宅の敷地内でニワトリを飼育していました。しかしこの施設はすでに閉じてしまっているため、今回使われたニワトリたちは、ボブの娘の家で飼育されました。さらに一部のニワトリは、ワークショップが終わったあと、パービーンが 新たな試みとしてスタートしたクイーンズカレッジ(ニューヨーク州)の行動分析学の授業の教材として大学の実験室でも飼育されることになりました。

マイチキンと

マイチキン No2

ワークショップの各クラスの定員は20人程度ですが、ニワトリは、参加者一人につき2羽ずつ与えられます。初日に参加者は、ケージに入れられたニワトリたちの中から、自分が気に入ったニワトリを2羽選び、5日間この2羽が自分のニワトリとなります。

なぜ2羽なのか。「失敗するときは1羽ずつ」とボブはにやりとし、1羽でおかしたミスを2羽目で繰り返さないように、または同じミスを二度起こさないように、という意味があります。

そして「自分のニワトリ」のみトレーニングすることが重要。つまり「何人かで共有するなんて考えられません」(パービーン)。自分のトレーニングミスの結果は自分で修正することが大事だし、他人が気づかぬうちにでも何を教えたかわからないニワトリを途中で扱うのでは学習の流れがわかりません。それでは参加者の学習機会を最大限に生かすことがでないからです。⑦ニワトリの性格

 

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