いい子が困った子に変わるとき|トイレを失敗するようになった思春期のダックス

2014.10.06

ある飼い主さんからご相談がありました。

「最近ハウスから出すとトイレをしてしまう。トイレトレーニングを教えてもらって以来、ちゃんとハウスの中のトイレでしていたのに・・・」

というのです。さらに部屋のあちこちでもマーキングをするようになりました。

月齢はちょうど8カ月になるところ。まさに犬の「ティーンエイジャー」の時期です。

「もしかして関係あるのですか?」と、飼い主さんは私の“注意”を覚えていてくれました。

 

まさにそのとおり!

そろそろ体が大人になり、トイレも長時間我慢できるようになりました。それにともなって、できればトイレは自分の寝床から離れたところですませたい・・・そういう欲求が生まれてきたのでしょう。これは本来自然なことです。ハウスの外にもトイレを作ってあげましょう。

昔の家のトイレは、廊下の端や、家とは別棟にありましたよね!犬だって自分の居住空間は汚したくない、と思うのは当たり前です。

マーキングも自然な成長のあかしです。メスでもマーキングしますし、気の弱い犬でもマーキングしますので、それだけで「犬が支配的になっている!」とは限りません。ただマーキングは個体差はあります。

ティーンエイジャーというのは、どこまで自分の行動が許されるのか、親の反応をみながら試す時期でもあります。家の中のルールを決めるのは飼い主さん。しつけはまだ終わっていません。マーキングは未然に防ぎつつ、根気よく正しいトイレを教え続けて、思春期をやり過ごしてください。

 

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