吠えないからって安心しないこと。子犬は吠えないものです

2015.07.10

飼い始めた子犬が7〜8カ月になり「今までと違う」と言ってご相談いただく中で、「今まで吠えなかったのに…」というケースがよくあります。だいたい、6カ月くらいから吠え出した、という方が多いです。

一方、2〜4カ月の子犬を飼っている飼い主さんは、「玄関に人が来ても全然吠えない」と安心しているようです。

でも、子犬は吠えないものなんです!

成長したら吠えないという保証はありません。思春期から大人になるにつれて、警戒心などから、どちらかといえば吠えるようになる方が普通です。

犬として普通ではありますが、人見知りの犬や興奮しやすい犬は必要以上に過剰に反応します。

普通の範囲であっても、どの程ど吠えるか、というのは犬種や性格によりますが、狂ったように吠え続けたり、飼い主の制御が効かないような吠え方は、「普通」ではないと言っていいかもしれません。何を普通と考えるかも人の価値観によりますが、番犬は「冷静に」人が来たことを知らせてくれるのが役目です、「知らせてくれてありがとう、もういいよ」でお仕事はおしまい、でいいではないですか?

都会の住宅地やマンションでは、過剰に吠えると困ります。今の家庭犬に番犬としての役割は求められていないのです。

できれば、番犬はしなくていいよ、と早めに教えた方が得策です。興奮して吠えながら走って玄関に行き、来客に吠え続ける、を繰り返させると、大人になればなるほど激しく吠えるようになっていくでしょう。

 

カテゴリー: 犬の習性と行動

 

 

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