「一番成長したチームで賞」(動画):Kナインノーズワーク
2015.11.27
先日、スニファードッグカンパニー主催ノーズワークセミナー(関西)で、アメリカ発、家庭犬のための探知犬ゲーム「Kナインノーズワーク(K9 Nose Work®)」の4つのエレメント(要素)のすべての紹介が終了しました。
今回は、どこににおいを隠したか知らせずにサーチを体験していただきました。犬が鼻を使ってオヤツ(食べ物)を探すのは、ある意味当たり前ですが、もともと犬にとって何の価値もないにおいを探してもらうようになると、サーチはまたレベルアップ。チームワークも重要になります。
Kナインノーズワークは、ロサンゼルスの動物保護施設で始まり、のちに競技として発展しました。その成り立ちを表す特徴のひとつが「ハリー賞」。公式競技会のレベル1(NW1)でタイトルを取得した保護犬の中から、特に優れた才能とチームワークを発揮した保護犬とそのハンドラーに贈られます。
Kナインノーズワークのキャンプでは、その他にも色々とユニークな賞があります。そこで今回は私が独断で「一番成長したチームで賞」(Most Improved Team)を選び、ご紹介することにしました。
保護犬のジェミニと石本ハンドラーです(パチパチパチ)
初めて参加したセミナーでは、一箇所に立ったまま動けなかったジェミニですが、体験においテスト(ORT®)では堂々の1位!
Kナインノーズワークの「犬から学ぶ」「犬の本能に働きかける」「チームワーク」をもっともよく体現してくれたチームだと思います。
ジェミニは生まれた直後に保護され、石本さんの家で普通の家庭犬として育ちました。いつも同居犬と一緒なので、1匹で何かをしたのは初めてだったそうです。
「少しシャイな性格のジェミニの得意なことが見つかり本当に嬉しいです。ジェミニのような性格でも楽しめることがあることを知っていただければ良いなと思います」と石本さんは話しています。
他にも、初めは「吠えてしまうかも」「クレートからでてこないかも」「集中力が続かないかも」などと心配されていた方もいらっしゃいますが、どの犬も最後までやる気満々で、素晴らしい集中力とリカバリー力を見せてくれました!
(※本来、においテストはタイムを競うものではありません)
Kナインノーズワークについてはこちら
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