認知症患者を助ける新タイプのスーパー介助犬
2014.01.27
イギリスとイスラエルでは、認知症やアルツハイマー患者の自立を補助するための、新しいタイプの介助犬の研究が行われているそうです。
この介助犬は、盲導犬や聴導犬、てんかんや糖尿病の発作を助ける補助犬、犯人の足跡を追って探し出す警察犬のような使役犬の仕事をこなします。
◎家の中では、音を合図に飼い主に薬をのむ時間を教えたり、トイレに行くことを促したりする
◎「ホーム」の指示で家に帰る、患者が指示を出せない場合はGPS機能のついた首輪から発信される音を合図に家に帰る
◎家に帰れない状態だったら患者の側にとどまり、吠えて周囲の注意をうながす
◎犬を連れずに家を出てしまったら、においを追跡して探し出す
さらに、この介助犬は、心の支えとなるコンパニオンでもあり、散歩や、散歩中の簡単な会話を通して患者の自立を助けることにもなるわけです。
参考文献
Assistance Dogs for Alzheimer’s and Dementia Patients
Assistance dogs are being trained to compensate for memory loss in the elderly.
Published on January 21, 2014 by Stanley Coren, Ph.D.