どんなトレーニング方法の選んだらいいの?:応用行動分析士の基準

2015.08.19

犬のトレーニングには「選択肢」がたくさんあり、何を選んだらいいか困っている飼い主さんがたくさんいます。

 

・飼い主が主人でなければならないという「リーダー論」

・犬は序列の上になろうとする、という「狼論」

・オヤツを使う、使わない

・科学的、動物行動学にもとづいている

・犬にやさしい、叱らない

などな説明の仕方がありますが…どれも人によってやっていること、解釈などが違い、一言では説明できません。トレーナーの資格も国家資格ではなく民間資格なので、統一された基準もありません。

 

では、何を見たらいいのか?

ここでは、米国の応用行動分析士(BCBA)が基準にする考え方をもとに、ひとつの考え方をご紹介します。BCBAは、全米で統一された基準に基づいて認定される資格です。人間の行動を改善するための大学院レベルの知識と実際のテクニックを備えていなければなりません。そして、トレーニングをほどこす際には、厳格な人権や福祉の基準にそって行うことが義務付けられています。

 

トレーニングをしようと決めたら、次に考えるべきは、その方法の「妥当性」です。

そのやり方は、現実的で実践が可能かどうか。
どんなトレーニングでも、効果を得る代償があります。それは費用ということだけではなく、その手順に投じなければならない努力や時間といったことです。複雑すぎて飼い主が実践できなければ意味がありません。
例えば、散歩中に他の犬に向かって吠えて飛びかかってしまう犬に対し、吠えたらリードを強く引っ張って首輪にプレッシャーをかけて「ダメと教える」方法。3キロ程度の小型犬が「その勢いで吹っ飛んだので、首も細いし心配になりました。トレーナーさんには大丈夫だと言われたけど・・・」とか、「なかなかそんなに上手にできない」とか、それに似た話をよく聞きます。
その他、吠えた時や噛んだ時などに、犬をひっくり返してお腹を出させるたり、押さつけて「降参」させ飼い主に従わせる、という方法も、上手くいかない人が多いようです。
トレーナーができても犬の面倒をみる飼い主さん家族が納得した上で実行できなければ、どんなに効果的な方法だとしても「妥当ではない」と言えます。

 

 

 

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