犬はどう学ぶのか⑤〜過剰な感情2

2014.02.04

過剰な興奮状態にあって新しいことは学べません。

嬉しいことでも度をすぎた状態であればそれは「ストレス」といえます。当然、嫌なこともパニックを起こすようなレベルは過剰な興奮状態で、嬉しいことの場合と同じく、そんな時に、どんなに「おすわり」と言っても「○○ちゃん、だめでしょ」などと声をかけても、飼い主さんの呼びかけに耳を傾けられる余裕はありません。

見知らぬ犬が苦手でリードをつっぱって吠えかかってしまう犬に対して、「いけない」といってリードを引っ張り返しても、逆に興奮させてしまいます。

そのような時、「いけない」「おすわり」などと言う口調も厳しくなったり大声になったりしがちですね。これも犬を余計に興奮させる要因になります。

では、どうしたらいいのか?

・・・残念ながら、そのような時はその場を離れ、犬を落ち着かせるしかありません。

それとは別に、犬が落ち着いた状態で「吠えないでね」ということを教えなければなりません。それをしない場合は、何度も同じことが繰り返されるたびに問題行動が定着、悪化していくことになることが考えられます。

 

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