チキンワークショップ⑬「誰でも動物をトレーニングできる・・・◯◯◯さえかければ」
2014.10.05
「誰にでも動物をトレーニングすることはできる・・・時間さえかければ」
Anybody Can Train An Animal Given Enough Time.
ボブのよく言うフレーズのひとつです。
学習の法則を知っていろうが、知らなかろうが、時間をかければ、動物に何かを教えることはできると言うのです。
多くの犬が、特別しつけ教室に通わなくても自然に「良い子」になっていく・・・それは、意識していようとしていまいと、たまたま飼い主さんの犬に対する接し方が「学習の法則」にそっていたのです。それとは逆に、しつけ本を読んだりネットで調べたりして一生懸命やっているつもりなのに上手くいかない。それも、知らずのうちに自然の法則に反していることをやってしまっているからなのです。
ただ、プロに求められるのは「時間」。
チキンワークショップで学ぶのは、いかに正確にトレーナーが何を求めているのかニワトリに伝えることです。
犬は賢い動物です。大昔から人間と一緒に進化してきた、人間と同調するのが得意な生き物です。犬の賢さは、「人間の気持ちを読み取る能力」。飼い主さん(あるいは未熟なトレーナー)が犬に教えようとしていることが、初めはよくわからなくても、何度も何度も繰り返されるうちに「あ〜きっとこういうことだね」と難しい方程式を“犬なりに解く努力”をしてくれるのです(笑)犬ってなんて愛すべき動物なんでしょう!
トレーナーの未熟さを補ってくれるのが犬。それに対してトレーナーの未熟さを思い知らせてくれるのがニワトリです!
ニワトリは犬のように複雑なことは考えません。トレーナーの気持ちを理解しようとしてもくれません。
「これをしたら餌がもらえるか、もらえないか」「自分にとっていいことがあるかないか」のそれだけ。得にならないと思ったら、すぐどこかへ飛んで行ってしまいます。
犬のように、トレーニング中、どこかに行ってしまわないようにリードをつけられていたり、人間が好きだから近くを離れない、なんてことはないんです。
では、あなたが何をしてほしいと思っているのか、どうやって動物に伝えるのでしょうか?