生徒さんの紹介:ブラッシング嫌いのシーズー
2014.10.07
ブラッシングをしようとすると唸ったり歯を剥く・・・とのことで、お宅にうかがってAちゃんと飼い主さんの様子を拝見しました。
飼い主さんは、これまで無理強いをせずにAちゃんの様子をみながら対応されていました。
これは大事なことです。犬の性格によっては強要するとますます嫌がるだけでなく、噛むようになってしまうこともありますから。
Aちゃんは、ごはんやオヤツにまったく執着がなく、オモチャで遊ぶことや散歩に対しても強い思い入れのないタイプ。人なつこいけどべったりでもない・・・。
こういう性格はトレーニングに時間がかかります。
「嫌がるのはかわいそうなので、どうにかしてあげたい」と思っていらした飼い主さんですが、飼い主さんも穏やかで忍耐強い方だったので、オヤツを使うなどして少しずつ慣らしていくポイントをいくつかご紹介しました。
Aちゃんに限らず、このような温厚な性格の犬は普段はこれといった大きな問題もなく、飼いやすい部類に入ります。
でもその代わり、トレーニングに時間と忍耐が必要なのは、これといって特別好きなもの、好きなことがないこと。
トレーニングを成功させるポイントは、犬の大好きなオヤツや遊びなどを見つけることなのですが、これを見つけるのが大変だからです。柴犬などの「日本犬は特別」という人がいますが、このような側面があるからです。(ご主人様を亡くした秋田犬につづく)