犬が噛む時③ストレス解消

2014.12.03

犬にとって「噛む」という行為はストレスの解消でもあります。

あなたが外出先から帰ってきたら、ソファやテーブルの足などがガジガジにかじられていたら、お留守番中に何か犬を不安にさせるような出来事があったのかもしれません。もちろん、子犬や活発な若い犬がモノを噛むのは、ただ退屈していたのかもしれません。

うちの犬は子犬のとき・・・あ、いや、成犬になってからも、たまに忘れてうっかりしたころに・・・ボールペンをかじる癖があります。子犬のときは口の周りの毛が赤とか青になっていたこともありました。当時は「ダメなことわかってるはずなのに」と思っていたので、さわっちゃだめ、ということを教えようとして、今思うと無駄なトレーニングしました(笑)

知らぬ間に

引越しの最中、なぜか靴べらが運ばれてきていて、歯型がついていたことも・・・

通常の範囲を超えたストレスを抱えている犬は、モノを噛む以外にも、自分の前足や体のどこか決まった一部分を舐め続けることがあります。あまりにも舐め続けるとそこの皮膚の部分がただれてしまうこともあります。やめられないほどひどい場合は、神経症かもしれませんので、獣医さんに診てもらった方がいいでしょう。

神経質な犬は、ちょっとストレスを感じる場面に出くわすと、落ち着かなそうにどこかを舐めることがあります。自分を落ち着かせようとしているとも言えるかもしれません。こういうのは人間の心配事があると「爪を噛む」とか女性が髪の毛を指にクルクル巻くしぐさをする、というのと似ているのかもしれません。

環境が急に変わると落ち着くまで時間のかかる犬もいます。ちゃんとしつけもしたし、さらにもういい年なのに、突然何かをかじった・・・ということも起こります。噛む、というのは本能なのです。 そして、噛むという行為は犬を疲れさせてもくれるんです!

満たされていないとストレスになったり、噛んで欲しくないものを噛まれてしまうことにもなりますので、成犬でもたまには硬いものを噛ませてあげましょう。

犬は牛皮やジャーキーのような硬いオヤツが大好きですよね。でも食べ物である必要はありません。オモチャはとにかく破壊するのが好きな犬、ぬいぐるみの中綿を出すのが好きな犬もいます。うちの犬はピューピュー音を出すプラスティックの部分を取り出すのが趣味です。昔はよくドッグベッドの中身も出していました・・・家が汚れますが、でも犬のオモチャはあげたものだから・・・もう!好きなようにして!

集中して遊んで疲れてくれれば、あとは寝てくれるでしょう。

 

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この記事のカテゴリー: 犬の習性と行動 噛む 生活の質/健康管理

 

 

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