あなたはどれだけ犬語がわかりますか?①犬同士の駆け引きと思いやり

2014.05.21

愛犬の問題行動で困っている場合、犬が飼い主さんにも「話しかけて」も飼い主さんが犬語がわからずに、コミュニケーションギャップが原因になっていることがあります。

普段は困った行動ばかり目についてしまいますが、犬はリラックスして遊んでいるときも、同じように微妙な仕草をしています。そういう時は、飼い主さんも余裕をもって犬の様子を観察できるのではないでしょうか。

最近の犬の研究では、犬の豊かな感情と認知能力は、以前考えられていた以上に私たち人間と似ている部分が多いことがわかってきています。

1970年代に、犬の遊びから、複雑なコミュニケーションの存在を明らかにしたコロラド大学の認知動物行動学者マーク・ビーコフ名誉教授は、「20分のビデオテープを分析するのに1週間かかる」と言うほど犬は細かな動きや表情で意思疎通をしているのです。

犬同士が遊ぶ様子を観察すると、相手との駆け引きから、人間の「思いやり」のようなモラルまでが見て取れる。

最も一般的なのはお辞儀のポーズ、遊びに誘うポーズ。遊びで相手に襲いかかったり噛んだりする前や遊びが過熱して乱暴になってしまったときなどに見られる動作。

★大きな犬がわざと小さな犬より弱い振りをして襲わせてあげる
★「乱暴過ぎ!」と伝える一瞬の目の動き
★新入りを仲間に招きいれる動作

など。これがないと遊びは一瞬で本気の喧嘩になってします。
ルールを無視してやりすぎると遊び相手を失うことになります。社会的な動物には大きな問題です。
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