犬はどう学ぶのか①行動と結果
2014.01.19
犬を含めたすべての動物は、生まれた瞬間からつねに何かを学んでいます。
何をどう学ぶかを決めるのは、「結果」です。
結果の種類は、「何も起こらない」「良いことが起きる」「嫌なことが起きる」の3つ。
ある日、退屈していた犬が、あなたにかまって欲しいと思い、あなたに向かって「ワン、ワンッ!」と吠えました。しかしあなたは全く反応しません。犬は何度か吠えてみましたが「何の結果も得られない」ので、別の方法を試してみることにしました。
今度はオモチャを持ってきてあなたの足下に落としたところ、あなたは「○○ちゃん、遊びたいの?」と言ってオモチャを投げてあげました。このとき犬は、「オモチャを持っていくと遊んでもらえた」と覚えました。
翌日、犬は、また遊んでもらおうと思いました。もしかしたら吠えても遊んでもらえるかもしれないと思い、「ワン、ワンッ!」と吠えてみました。するとあなたは部屋から出て行ってしまい、犬はひとり部屋に置き去りにされてしまいました。吠えたら「つまらない結果」が起きてしまいました。
今後、この犬は、遊んでもらいたいと思ったら3つの選択肢の中からどの行動を選ぶでしょうか? (つづきは 犬はどう学ぶのか②パブロフの犬)
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