子犬を選ぶ=犬の繁殖業者を選ぶ、のは、あなたです

2014.11.22

栃木県に捨てられていた犬80匹は、犬の繁殖業者が“実質処分”したものでした。
80匹と聞いて、多いと思いますか?

犬の繁殖ビジネスのサイズはピンからキリまであります。
家庭で家族同様に犬を飼い、繁殖しているブリーダーではありえない数ですが、「繁殖業」としては決して少ない数ではないと思います。

実はアメリカは決して動物の福祉の進んだ国ではありません。捨て犬、捨て猫、さらに捨て馬、捨て豚・・・ありとあらゆる(?)動物が保護されている国です。
その中でも犬に関しては、大量に子犬を生産する人たちの施設は、「パピーミル」=「子犬工場」と呼ばれます。このような工場で生産される犬はやはり小型犬(欧米では日本でいう小型犬は超小型犬)が多いです。

一生ケージの中で暮らし、子犬を次から次へと産ませられ、栄養不足で痩せ細り、目は目やにだらけ。ブラッシングされていない毛は毛玉でかたまりバリカンで剃るしかない状態。病気も放置されたままで、片目が見えなかったり、びっこをひいていたり・・・。

動物保護施設でボランティアをしていたとき、こういった犬たちが「救助」されてくるのを何度か見ました。
ひどく怯えていてリハビリに時間のかかる犬もいれば、とても人懐こい犬もいました。

パピーミルは違法ですが、アメリカのように広大な国の田舎では、このような施設もなかなか見つからないんだそうです。

日本ではやっと、繁殖業は登録制になり、毎年施設の立ち入り検査も行われるようになったところです。
栃木県で捨てられていた犬は、以前ペットショップに勤務していた男性が、繁殖業をやめることにした業者から100万円で買い取ったところ、途中で死んでしまったりして困って捨ててしまったと報道されています。

2013年(平成25年)に改正された動物愛護管理法では、繁殖業者が、何らかの理由で売れなくなった犬や、不要となった繁殖用の犬の「余生」を確保することが義務づけられました。犬を捨てた男性は、100万円もらって引き取ったそうですが、輸送の途中でほとんどが死んでしまったというのですから、そもそも何かしら不健康だったのではないかと疑われます。

今回の事件、法律改正のゆがみだ、と指摘する声もあるようですが、そもそも80匹もの犬をいっぺんに引き取り先を探すって、大変なことですよね。それも「売れない」品質の商品なのですから。

 

 

この記事のカテゴリー: 生活の質/健康管理

 

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