目が合って買っちゃいました:健全な子犬としつけの関係

2014.11.11

ペットショップで子犬を買うのが当たり前の日本。

「目が合って買っちゃいました」という飼い主さんは少なくありません。

でも、これって本当は「こうやって犬を買わないでください」という買い方そのものなんです。それを知っていても「いけない、と思って家に帰りました。でもそのあと22回もペットショップに戻ってしまい、結局は飼ってしまったんですよね」と言っていた飼い主さんは、実家で飼い慣れている犬種とは別の、その犬種を飼うつもりはまったくなかったそうです。

その他、真面目なご家族で、「犬を飼おうか」と思ってから、家族で何度もペットショップに足を運んで相談して決めた・・・そういった方もいます。

 

なぜペットショップで子犬を買うのが良くないのか。

そもそもたった2カ月になるかならないかの子犬を、ガラス張りのショーケースに長時間入れて展示する、ということ自体、動物愛護意識の高いヨーロッパでは“動物の福祉に反する”というのが常識です。子犬の情緒的な成長の上で弊害が大きいからです。犬はペットショップで売られていません。

犬は「社会的」な動物です。小さい時に親や兄弟、他の成犬から学ぶこと、どういう環境で育つかの影響は無視できません。

あるアメリカの大学の研究では、4カ月になるまで親や兄弟と過ごした子犬は、精神的に安定していて成長してからの問題行動が少ない、とわかっているそうです。3カ月まで親元にいて他のブリーダーさんの家庭で育った子犬も「落ち着き」が明らかに違います。(参照 本物の「ブリーダー」の見分け方:情緒的に安定した子犬は飼いやすい

・・・とはいっても、ペットショップで買うのが普通なのが現状。かわいい時期の子犬を展示して「買いたい♥️」思いを刺激するようになっていますので、ここでそれについてどうこう言っても仕方ありません。実際に、2カ月くらいまでの子犬が「かわいい」ので売れ、それを過ぎると売れ残って行くのが消費者行動なのですから。

ただ、ペットショップで買う、というのがどういうことかわかった上で、買ってください。

幼いうちに母親や兄弟から離されてしまった子犬は、あなたが代わりになって社会のマナーや社会性を身につけさせてあげなければなりません。ペットショップにいる間に、よからぬ癖(例えば吠える、トイレの失敗など)を身につけてしまっていることも考えられます。

さらに、あなたが知らなかっただけで、質の悪いペットショップや質の悪い業者が人気犬種に飛びついて繁殖した子犬は、性格や健康のことは重視されていないのが実情です。(ちょうど昨日から群馬県で小型犬が何頭も捨てられていた・・・という話がニュースになっていますね。参照 誰もが“ブリーダー”と名乗る時代

しつけにしろ医療費にしろ、もしかしたら予想外の手間とお金がかかるかもしれません。

しつけや問題行動に関しては、たとえ質の良い犬を買っても起こり得ますが…。

 

この記事のカテゴリー: 犬の習性と行動 犬の性質としつけ

 

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