お散歩してますか?②お留守番はつまらない

2014.12.07

犬が長時間お留守番ができることを、当たり前だと思わないでください。

犬は「金魚」ではありません。犬が長時間お留守番ができることを当たり前だと思わないでください。家族みんなが一日中家を開けているあいだ、何もすることなく待ち続け、家族が帰ってきたら家族を癒す・・・?!

それどころか、特に子犬や好奇心旺盛で遊び好きの犬は、あなたが面倒を見て「かまって」あげる番ではありませんか?

あなたの癒しになるには、犬自身の心と体が豊かでバランスのとれた状態でなければなりません!犬に欲求不満があると、癒しどころか、頭の痛い問題にならないともいえません。

犬はもともと狭い場所に閉じ込めて飼う動物ではありません。ちょっと前までは犬は庭につないで飼うのが主流でした。家の中で生活するようになって寿命が延びた、ということも確かにあります。でも、窓から一部の空、あるいは隣の家の壁しか見えない限られた空間の中で寝るしかない丸1日を過ごすのと、道路を人や車が通ったり、スズメやカラスが庭に舞い降りてくる、あるいは野良猫も庭を横切っていく、といった変化を感じられる外につながれているのと、どちらの方が「面白い」でしょうか?

たいていの犬は、お留守番中、寝ています。あなたが帰宅した時には、たくさん寝て、元気いっぱいで迎えてくれます。いつまでも甘噛みしたり、洋服の裾を噛んで欲しくないですよね?お散歩に連れていってあげたり、遊んであげたりしなければ、知らないうちに欲求が満たされない状態が続いていくのです。

社会的な接触は、子犬のときだけに行うものではなく、犬の一生続けていくことです。お散歩が嫌いな犬でも、お散歩しなくなると社会から孤立して、問題がでてくる可能性があります。

お散歩に出て、いろいろなにおいを嗅いだり、他の犬と交流したり、走ったり、飼い主さんとオモチャで遊んだり・・・犬は社会的な生き物です。ひとりでいることができるのと、社会的な接触が必要なことは別問題。犬によってどんなことが好きかはさまざまですが、基本的な欲求は十分に満たしてあげましょう。

 

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この記事のカテゴリー: 生活の質/健康管理 散歩

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