犬のしつけ:しつけより大事なこと
2013.12.17
チェックリスト
マナーの良い、落ち着いた犬と暮らすにのに必要なのは、しつけ(トレーニング)はもちろんですが、それだけではありません。犬が必要とする基本的な欲求を満たしてあげることが大事です。困った行動をやめさせることばかり優先せず、それ以前のバランスのとれた生活環境も整えてあげてください。
◎運動
お散歩では、犬が早足で歩ける早さで人が歩き、最低30分程度の有酸素運動の時間を含めましょう。外の空気にあたり、いろいろなにおいを嗅ぐこともお散歩のうちですが、多くの犬、特に活発な若い犬にとって、人間がゆっくり歩くペースではあまり運動にはなりません。
◎遊び
犬と一緒に楽しめることを何か見つけましょう。引っ張りっこ、持って来い、芸を教える、ドッグスポーツをする、いろいろな公園に行く、など。他の犬と遊ぶことは犬にとって楽しみの一つにはなりますが、それとは別。良く言うことを聞く犬は、飼い主さんと遊ぶことが大好きな犬です。
◎適切な食事
質の良いフードを与えましょう。フードを選ぶときは原材料もしっかりチェック。原材料は、配合割合の多いものから順番に書いてありますので、なるべく混ざり物や添加物の少ないものを選ぶことが大事です。添加物などが、問題行動の要因になっているケースもあるとされています。
◎知的な刺激
犬は知能の高い動物です。身体的な刺激(運動)だけでなく、脳にも刺激を与え、知的好奇心を満足させてあげることが必要です。退屈していると、いたずらしたり、過剰に吠えたりすることもあります。
◎健康チェック
「トイレを覚えていたはずの犬がトイレを失敗するようになった」ら、泌尿器の病気かもしれません。「急に攻撃的になった」ような場合、耳が炎症を起こしているとか、腰を悪くした、などの原因があるかもしれません。
◎ストレス管理
犬には、ハウスやクレートなど、安心できる場所が必要です。犬が不安になっているときは、落ち着ける環境を整えて時間を与えてください。無理強いしても良いことはありません。
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