失敗しないトイレのしつけ① 油断は禁物
2014.08.05
子犬を飼い初めてまず直面するのは、トイレのしつけです。
トイレを覚える速さは個体差があり、ほとんど教えないのに失敗しない犬からなかなか覚えない犬まで、さまざまです。家庭の環境で繁殖をしているブリーダーさんから来た子犬は、トイレの習慣ができているでしょう。
「家に連れて帰ったら、ベランダのドアの前で吠え、出して上げたらおしっこをした」なんていう子犬もいました。
逆に、ペットショップの狭い場所で長い時間を過ごした子犬の場合は、何がトイレかわからなくなっていることもあります。いずれにしても、あたらしい家庭でのトイレは新たに教えることになります。
「家に来た直後はできていたのに、それ以来そこら中で失敗しています…」という相談がよくあります。残念ながら、それはトイレをちゃんと覚えていたのではなく、たまたまできただけだったのです。
そもそも2〜3カ月の子犬はまだ、いろいろなことを覚えている途中。トイレも学んでいる途中でしかありません。1、2回できても、それはある意味、ペットショップやブリーダーの家という特定の環境でやっていたことの余韻ともいえるでしょう。トイレの場所や距離など、ちょっと設定が変わったら簡単に崩れてしまう可能性のある、もろいものといえるのです。
安心しないで、あなたの家でのトイレを覚え定着するまで、安心は禁物です!