カテゴリー:しつけのコツ「犬はどう学ぶのか」
ティッシュをくわえて逃げる犬、追いかける飼い主
2〜4カ月の子犬は「大事なものを手にしたら逃げる」または取られないように「威嚇する」ことを覚えていきます。6〜8カ月くらいに成長してくると「唸る」「噛む」などの問題に発展する可能性もあります。(全文を読む)
トレーニングの効果を左右する3ミリの動き
ドッグトレーニングは「スキル」だ。あのやり方がどうの、このやり方がどうの、とならいくらでも言うことはできるが、「実技」ができなければ意味がない。(全文を読む)
見て、見て!わたし、吠えてるの、偉いでしょ?
犬の幼稚園で見かけた光景。窓の外の私に吠えては後ろを振り向き、スタッフの注目を得られているか確認する犬。(全文を読む)
ぐうたら飼い主の犬の飼い方|犬にドアの開け閉めを教える(動画)
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多頭飼いでもキャリーバッグでお出かけ
キャリーバッグに入ることに慣れている犬は、飼い主さんと一緒にいろいろなところにお出かけできます。(全文を読む)
唸るのはいけないことなのか?
犬が飼い主に向かって唸るのは「犬がリーダーになっている」からなのか?リーダーに向かって「歯向かう」のを許したら犬が「上位に」立つのか?(全文を読む)
犬が喜ぶ遊び方(動画)
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ドッグカフェに行こう!まずは家でリハーサル
人間の食事中に、人間の食べ物を欲しがらないでおとなしく待っていられるようにするには、「マット」が便利です。「マット」は、毛布でもドッグベッドでも、タオルでも、まずは犬が居心地よく寝そべることができるものなら何でもオッケーです。一番手間をかけずに教えるにはこの方法がおすすめ!(全文を読む)
「今日はご馳走だ!」犬を甘やかす方法…一貫性に自信のない方はやめておきましょう
犬に食卓から人間の食べ物をあげてはいけない、とよく言われますが、実際はあげている飼い主さんもたくさんいますよね。それが楽しみの「お父さん」もけっこういるのでは?あげたからって犬が飼い主に従わなくなるわけでも、お行儀が悪くなるわけでもありません。たまにドッグカフェで、膝に犬を乗せてテーブルの食べ物をあげている人を見ますが、犬はお行儀よく(?!)もらうまで待っています。(全文を読む)
超簡単!タイマーで愛犬と家族写真を撮る方法(動画)
犬を含めた「家族写真」がない!急いで取らなきゃ、でも撮ってもらう人がいない・・・そういう方は、この方法でどうぞ!家族全員、犬も含め、みんなでちゃんとカメラに向かってポーズしている写真が撮れます。(全文を読む)
“信頼関係”っていったい何よ?
犬のしつけでよく聞くのが「犬との信頼関係」。飼い主さんが愛犬のことで困っているとき、犬を叱る手法のトレーナーでも、褒める手法のトレーナーでも、何かと「犬と信頼関係ができていないからだ」と言います。でもそれって、問題解決の答えになっていますか?(全文を読む)
犬はどう学ぶのか、人はどう学ぶのか…無言の「そこどけ」
息子「上に行こうか」。母「私はまだここにいる」息子「いや、いいよ、もう行こうよ」母「私はここにいるのよ!」という会話。どうもおばさんが、意味深です。そして、おばさんは私の方を「見ました」。一言も発しませんでしたが、明らかに私に向かって「そこ、どきなさいよ」と言っていました。息子は特に感じが悪いことはありませんでしたが、私がどいたあとの椅子に座り、二人はその後ずっとそこに座っていました。さて、私はなぜおばさんが何を言いたいか、わかったのでしょうか?(全文を読む)
なぜ一人にすると吠えるの?(上)
もしあなたの犬(特に若くて元気いっぱいの犬)が、毎日朝から夕方までひとりでお留守番をする、という生活だったら、退屈すぎて吠えても仕方ありません。共働きで、朝出かける前に十分にお散歩をさせてあげられないとしら、犬はお留守番の10時間の間、ず〜っと寝てるしかないわけですから。あなたが帰宅したときに、喜びの雄叫びをあげたり、あるいは早く出して!と騒いでもおかしくないでしょう。そして、吠えてうるさいからサークル(ハウス)から出してあげる・・・というのが重なると、犬は「出してもらいたいときは吠えればいいんだ」と学び、さらに他のことでも「何か望みがあるときは吠えればいいんだ」と応用していきます。本当は、少しでも早くサークルから出して自由にさせてあげたいところですが、出すタイミングを気をつけなければなりません。(全文を読む)
犬が噛む時④身の危険を感じた時
あなたが犬の頭を撫でようと手を出したときに噛まれたとしたら、犬が攻撃的なのでも、しつけが悪いのでもありません。あなたが飼い犬に手を噛まれたといって、すぐに「犬がリーダーになっているからだ」と考えるべきではありません。本当に支配的だったり攻撃的な性質の犬はまれと言っていいでしょう。ほとんどの犬は“群れのリーダーの地位”など狙っていません。犬の頭を撫でようと手を出し噛まれたら、あなたのことが「怖かったから」と考える方が普通です。本当に支配的な犬は、噛むよりも他のしぐさで自分の優位性を主張しようとするものです。(全文を読む)
犬が噛むとき①遊びと傷つける意図
犬は本来、噛む力を細かくコントロールすることができます。でもそれは子犬の時期、5カ月までにしか学べません。幼い時に親から離れ、長い間ペットショップで過ごしたり、あるいは新しい家に来てから他の子犬や犬との接触がない場合、飼い主さんにそれを教える責任があります。(全文を読む)
ウンコをくわえて逃げる犬、追いかける飼い主
子犬はなぜウンコが好きなのでしょう?あなたのやり方によっては、下手すると食糞の癖をつけてしまうこともあります。(全文を読む)
オシッコのにおいを消すには・・・これっ!
トイレトレーニングで大事なことのひとつは、失敗してしまった場所を掃除すること。アンモニアの臭いが残っていると、また同じ場所に失敗する可能性があるからです。犬の嗅覚は優れているので、人間にはわかりません。でも人間にも「見える」方法があります。(全文を読む)
犬のしぐさを見分ける“眼力”:あなたにはどれだけ愛犬の表情が見えていますか?(動画)
犬は「社会的」な動物です。簡単には人間の目では見えないさまざまな表情、しぐさを使ってコミュニケーションをします。犬の自主性を尊重し、力まかせではなく効果的にトレーニングするには「観察力」必要です。普通の飼い主さんでも慣れれば見えるようになります。(全文を読む)
形にとらわれるな!飼い主の前を歩く犬と主従関係の無関係(動画)
よく、犬が飼い主の前を歩いていると「主従関係が逆転している」とか「犬がリーダーになっている」などと言われます。でも、前を歩いているというだけで「犬が上位に立っている」ということにはなりません。前を歩いていてもよく言うことを聞く犬はたくさんいます。それどころか、「支配的」だから飼い主の前を歩く、という犬のほうがまれで、犬が飼い主の前を歩いている理由は他にあります。(全文を読む)
ドラマチックにご用心!技術のあるトレーナーの訓練は“絵”にならない・・・
あなたは「ドッグトレーナー」と聞いたとき、どんな情景を思い浮かべますか?テレビなどでは、ドラマチックで「うわ〜すごい!」と“印象”に残るシーンの見栄えは抜群です。でも、本当に効率的なトレーニング方法は、“絵にならない”ものです。吠えてしまう犬を、吠えさせないギリギリの状態を見極めてトレーニングする。普通の声で話しかける、あるいは声もかけない。犬を威圧するようなことをせずに、かまわないでほっておく…そのような「何もしていないのに、何で?」くらいのやり方をした方が、犬はよほど早く学習します。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか、人はどう学のか②なぜか体重計が大好きな犬
あなたは、体重計に対して何か特別な思いはありますか?体重計そのものは、ただの「モノ」。普通は特別好きでも嫌いでもないはずです。中には、子供のときに体重が重いのがコンプレックスだったとかで、体重計を見ると学校での身体測定を思い出して憂鬱になる人もいるかもしれませんが。うちの犬2匹は、いつのころからか、体重を計ろうとすると大喜びで飛んで来て、計り終わるとやたらテンションが上がるようになりました。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか、人はどう学ぶのか①ビックカメラの看板を見て思ったこと
「ビックカメラ」の大きな看板を見たとき、あなたは何を思いますか?それは、これまであなたが何を学んできたかによります・・・犬も人間も、学習の基本は同じです。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える⑥ちょっと待っててね(動画)
いよいよ家の中ではなく、そとでの練習です。まずはなるべく人や犬が通らない場所を選んでください。動画どおりに練習してきてくださっていれば、あなたの知らないうちに10秒以上「マテ」ができるようになっているはずです。(全部を読む)
たかが名前、されど名前:あなたは何度も犬に無視されていませんか?
よくある夫婦の会話。妻「ねぇ、○○君、今日は資源ゴミの日だから束ねた新聞、出してね」。夫「・・・」(スマホをいじったまま反応なし)。妻「あなた!聞いてるのっ(怒っ)?!」。夫「え?・・・何か言った?」・・・同じことを犬にもしていませんか?何度も何度も犬の名前を呼ばなければならないことが繰り返されると、犬は自分の名前を呼ばれることに対して無頓着になっていきます。(全文を読む)
多頭飼い③下はやりたい邦題、上に執拗にからむ
上の子は4歳のシーズーミックス、下の子は2歳のポメラニアン。二匹とも見知らぬ犬が苦手で吠える、下のポメラニアンが何かと吠える・・・などのご相談でした。上の子は落ち着いた性格で人なつこく、下の子は落ち着きがなく、見知らぬ人は初警戒するようでした。(飼い主さんは人は好き、と思っていらっしゃいましたが・・・)お姉ちゃんは、妹と遊んであげることもあるけれど、たまに相手をしてあげるのにも疲れると避けようとするのですが、まだ若い妹の方は「もっと遊ぼうよ〜」と執拗にからみます。お姉ちゃんの方には、ストレスがたまっていました。(全文を読む)
多頭飼い②「吠えて叱っても言うことをきかない」
先住犬は柴犬の女の子。2匹目は2歳未満のトイプードル。赤ちゃんが這うようになったので、リビングを半分に仕切って2匹の居場所を制限したところ、それ以来、2匹目のトイプードルが過剰に吠え、いくら叱っても言うことを聞きませんでした。このトイプードル、「しばらく前まではオモチャで遊んでいたのに、最近遊ばなくなった」というのです。若く活発なプードルで、エネルギーが有り余っているはずなのに?!(全文を読む)
多頭飼い①「いさかい」と、それぞれの言い分
最近よく見るようになった多頭飼い。2匹目を迎えれば自然に仲良く暮らせる、とは限りません。先住犬のジャックラッセルは、活発ながら節度ある女の子。庭でのボール遊びが大好きです。2匹目は若いウェルシュテリアのやんちゃな男の子、B君。ボールを追いかけるお姉ちゃんのことを追いかけるのが楽しくて仕方ありません。でも、B君が2歳になったころからボールをめぐって「いさかい」が目立ってきました。(全文を読む)
教科書どおりの犬と、変化球の犬
今まで何匹も犬を飼ったことのある飼い主さんでも、「この犬は、今までのどの犬とも違って、どうしたらいいかわからない」ということに直面することがあります。「これまでの2匹は自分でしつけて何の問題もなかったのに、この子だけ何で・・・???」。平均的な犬は、しつけ本(教科書)で十分かもしれません。でも「変化球」を投げてくる犬への対応は、しつけの本に答えは書いてないでしょう。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える⑤おいてきぼりでも大丈夫(動画)
あなたの姿が見えなくなっても「マテ」ができる練習です。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える④日常への応用(動画)
オヤツがなくても言うことを聞くようにするポイントです。応用するのは「すでに上手に難なくできるようになったこと」。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える③何があってもマテはマテ(動画)
あなたが、動いてもちょっと離れても、待っていられる練習です。まだ時間を長くする必要はありません。その前に③を練習しながら、失敗させずにマテを教える④日常での褒美 をやってください。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える②10秒までのマテ(動画)
「マテ」という言葉を教えながら、マテの時間を延ばしていくコツ。(全文を読む)
失敗させずにマテを教える①マテよりも、まずは「ヨシ!」(動画)
ほとんどの飼い主さんは愛犬に「おすわり」を教えます。でも中には、おすわりとは、おしりを地面につけて立ち上がる、と思っている犬もいませんか?ほとんどの飼い主さんは、マテも教えます。でも「ヨシ」(または「オーケー」など)という「もう動いてもいいよ」というのはちゃんと教えていません。おすわり、と言って犬は座ります。そして・・・飼い主さんはその後特に何も言わないので、適当に「そろそろいっかな?」と犬が勝手に状況を判断して動く、そういうパターンをよく見ます。(全文を読む)
ポジティブ・トレーニングていったい何?(下)自主性の尊重と無理強い
褒美を与えてこうしてね、というのを教えるのを「陽性強化」といいます(できたら犬が喜ぶものを与える)が、それ以外にオスワリを教える方法はないのでしょうか?・・・犬が「スワレ」の指示に従わないと、リードを引っ張って首に圧力をかけます。すると犬は不快な思いをするので、それを避けるようにしてすわります。すわると同時に不快感は取り去られます。何度もこのようなことが繰り返されると犬は、「スワレ」と言われたら嫌な思いをするよりもさっさと座った方がいい、と学びます。(全文を読む)
ポジティブ・トレーニングっていったい何?(中)人生は「褒美」と「罰」にあふれてる
私たちは常に「良いこと」と「嫌なこと」を経験しながら生きています。これが心理学(学習理論)の中でいう「褒美」(良いこと)と「罰」(嫌なこと)のことです。「罰」も自然の法則の一部。正しいこととか、いけないこと、という次元や個人の心情や信念の問題ではありません。。“ポジティブ・トレーニング”は、犬を力まかせで言うことをきかせたり、犬を威圧する、リードで首にショックをかけ(不快な思いをさせる)従わせる、といった不必要なストレスをかけるやり方はしません。特別な場合以外、犬に身体的・精神的苦痛という「罰を与える」必要がないからです。(全文を読む)
ポジティブ・トレーニングっていったい何?(上)ポジティブの意味
最新の動物のトレーニング方法は、科学的な根拠に基づいているということです。「叱るよりも褒める」「無理強いするよりも自発的に学ばせる」方が効果的だ、ということが実証されています。「犬がリーダーになっているから飼い主の言うことに従わない」とか、「犬と一緒に寝ると犬が支配的になる」などといった“感情論”や“信念”とは別問題です。(全文を読む)
オモチャをはなして!の教え方(動画)
出せ」と言ったらオモチャを放してくれるようにトレーニングしましょう。(「出せ」でなくても「ちょうだい」でも「出して」でも何でも良い)多くの犬は、オモチャを引っ張り合うのが大好きです。遊びながら「出せ」を教えるのは簡単です。これができるようになったら、他の良からぬ物をくわえてしまった時にも「ちょうだい」と言って出してもらえるように応用していくことができます。(全文を読む)
いい子なんかじゃいられないっ!
どんな犬を、どんなに一生懸命しつけても、いい子ではいられないことがあります。それは、「基本的な欲求」が満たされていない時。基本的な欲求とは、・食べ物と水・安心して休める寝床・寒すぎず暑すぎない温度環境などがまず挙げられますが、忘れてはいけないのが「エクササイズ」です。どんなに良いものを食べさせてもらっていても、どんなに高級なドッグベッドに寝ていても、どんなに撫でてもらってかわいがってもらっていても、犬には散歩が必要です。(全文を読む)
「犬のしつけ」と「ドッグトレーニング」って何が違うの?
一般的に「しつけ」「トレーニング」などと呼ばれているのは、社会的な動物(人間でも犬でも)が、社会をわたって行くために成長に応じて身につけていく“スキル”です。一方、その他にある「問題行動」については、正しく理解している人はまだ少ないです。過剰に吠える、極度の恐がり、噛む、攻撃的、お留守番ができない、などに必要なのは「しつけ」ではありません。再トレーニングで対応できる場合ももちろんありますが、症状によっては基礎訓練より慎重な対応や特別なトレーニングが必要となります。アメリカでは一般的なしつけ・トレーニングをする家庭犬トレーナーと“問題行動”のトレーナーは区別されています。(全文を読む)
「褒めてしつける」ってどういうの?(動画)
最近の流行りは「褒めてしつける」ですね。ただ、流行ると誰もがそれを売りにします。うたい文句に惑わされないで本当の「褒めてしつける」ことのできるトレーナーを見分けてください。あなたの選んだ(選ぼうとしている)トレーナーは、どのような方法でトレーニングしていますか?言っていることとやっていることは同じですか?(全文を読む)
あなたのトイレトレーニングが上手くいかない訳(下)
トイレトレーニング中の子犬に、自分でケージの中に入ってトイレをしてもらいたいけれど、自分でハウスに入らない、という飼い主さん。もしかして、出かける前になると、ハウスに入れていませんか?子犬は「ハウスは自由時間の終わり」と思っています。自分から喜んで入るはずがありません。また、よくしつけの本などに「子犬が排泄しそうになったらトイレに誘導・・・」などと書いてありますが…(全文を読む)
あなたのトイレトレーニングが上手くいかない訳(中)
子犬を迎え、ケージの中にいるときは中のトイレでできるけれど、ケージの外にいるときそそうしてしまう、と困っている方。もしかして、リビングで自由にさせていませんか?2、3カ月の子犬はいわばヨチヨチ歩きの赤ちゃんです。いざもよおしたとき、トイレが遠くにあると間に合いません。失敗して当然です。もしかして、ケージやトイレトレイの足場が悪くありませんか?トイレトレイは便利ですが、縁に高さがあります。うちにあるものを計ってみると、4センチありました。ぬいぐるみの子犬の背の高さ(頭のてっぺんから)が20センチだとするとトレイの段差は・・・(全文を読む)
あなたのトイレトレーニングが上手くいかない訳(上)
子犬を迎えたけれど、なかなかトイレを覚えてくれない、と困っている方。もしかしてこんなこと、やっていませんか?・大げさに褒める・頭や体をを撫でる(撫でようと手を出す)・「ワンツー、ワンツー」などと声をかける・ケージの外でオヤツをあげる…犬のしつけ本やインターネットにこのようなことが載っているようですが。(全文を読む)
感情をコントロールできない子供たち・・・と、犬たち
近年、犬が家の中で暮らすようになり、昭和初期のように勝手に町を徘徊する「自由」がなくなったから。犬は、自然に他の犬と交わり社会性を養う場所を失いました。そして、「感情をコントロールできない犬」も増えています。子犬の時に見知らぬ犬や見知らぬ人と接触する機会が十分に与えられないと、犬はその後成長してから「犬見知り」「人見知り」になります。その中で、何らかの特別嫌な思いや怖い思いなどをすると、それをきっかけに一種の「パニック症状」を起こすようになってしまうことがあるのです。そういう犬には、自分で自分を落ち着かせることを教える方法があります。(全文を読む)
ボストンテリアの甘噛みで血だらけになっていた飼い主さん
しつけの本によく書いてあるように「無視」したり、噛んでいいオモチャを与えたり、嚙み返すなど色々試したけれど、どれも上手くいきませんでした。鼻を目がけて甘噛みしてくるし、噛まれたて手は傷が残っています。あまりに痛かった時につねり返したら逃げるようになってしまいました(全文を読む)
チキンワークショップ⑭ 動物に伝わる「こうしてね!」
動物に「こうしてね!」を正しく伝えるには、タイミングが大事です。「そう、それが正解」(褒美を使う)のでも、「それだめ!」(罰を使う)のであっても、「タイミング」が大事なのは同じです。(全文を読む)
しつけのためのオヤツの選び方 用途別評価
トレーニングの内容に応じて使いやすいオヤツを評価しました。(全文を読む)
いい子が困った子に変わるとき:ご主人様を亡くした秋田犬
これまでお散歩をしてくれていたおじいちゃんが急に自宅で倒れて亡くなり、それ以来、「散歩に行かない」と家から出すだけでも大仕事になってしまいました。やっと家を出ても、「こっちに行く」「あっちは朝は行かない方向だよ」「まだここにいる」・・・。30キロ以上ある秋田犬です。ちょっとやそっとリードを引っ張ったって動きやしません。おじいちゃんは、のんびりしたお散歩に「忍耐強くつき合ってあげていた」というのです。(全文を読む)
生徒さんの紹介:ブラッシング嫌いのシーズー
ブラッシングをしようとすると唸ったり歯を剥く・・・嫌がるのはかわいそうでどうにかしてあげたい、と飼い主さんは思っていました。これまで無理強いをせずにAちゃんの様子をみながら対応されていましたが、これは大事なことです。犬の性格によっては強要するとますます嫌がるだけでなく、噛むようになってしまうこともありますから。(全文を読む)
いい子が困った子に変わるとき|トイレを失敗するようになった思春期のダックス
ちゃんとトイレで排せつできていた子犬が、成長とともに失敗するようになり、さらに部屋のあちこちでもマーキングをするようになりました。月齢はちょうど8カ月になるところ。まさに犬の「ティーンエイジャー」の時期です。そろそろ体が大人になり、トイレも長時間我慢できるようになりました。それにともなって、できればトイレは自分の寝床から離れたところですませたい・・・そういう欲求が生まれてきたのでしょう。(全文を読む)
本気噛み!しつけにも限界はある
正しいトレーニングをしても改善されない場合は、それ以外の原因を考えなければなりません。実は病気が原因だった、というケースもあります。トレーニングだけでなく薬の力を借りなければならないこともあります。①薬の処方だけで問題は落ち着き、特にトレーニングは必要ない。②トレーニングが上手くいくように補完的に薬を使い薬は減らしていく。③薬は続けなければならないが、同時にトレーニングも必要、など。実際には、このようにきれいに線引きされているとは限りません。(全文を読む)
これって本気噛み? 私、甘く見られてるの?
子犬が「本気噛みしてくる」とご相談を受けることがありますが、たいがいは「遊んでいる」だけ。正しい人間との遊び方と、自制心を教えればいいのです。2〜3カ月の子犬が本当に「本気で飼い主を攻撃」しているのであれば、その子犬のペットとしての気質には問題があるでしょう。「キレやすい」性格の犬はいます。何かストレスにさらされたとき、衝動的に攻撃的な行動にでる性格です。それでも犬が優位に立っているから噛むわけではありません。飼い主が「犬から甘く見られている」といった誤った認識で不必要に対立しないこと。この性質を助長してしまうことがあります。(全文を読む)
甘噛み?それとももしかして神経症?!
ほとんどの場合、子犬や成犬が人の手やモノを噛むのは、オモチャや牛皮を噛むと、気持ちが落ち着きます。それが単なるストレス発散、といったものなら良いのですが、まれに大きなストレスを抱えている犬の場合、噛む行為が「精神的な病気」を表している可能性もあります。前足をなめ続けてただれてしまう、お留守番中にだけ家具や壁を噛む、プラスチック製のハウスを噛みちぎって脱走する・・・中には複雑なケースもあり、専門家が見ないとはっきりした原因がわからないこともあります。その原因と程度によって、トレーニングで改善する場合と、薬の投与が必要な場合があります。 (全文を読む)
犬はどう学ぶのか:トレーニングやらないの?
私は夕食の後にトレーニングすることが多いのですが、休日は夫がいてたくさん遊んでくれるので犬は平日より疲れるようです。無理にやらない方がいいかな、と考えていると・・・あなたが自分では気づいていない「行動パターン」を、犬はよく観察して学んでいます。(全文を読む)
「褒める」だけでは犬は人に従わない(後編)
言葉で褒めるだけでは犬は喜ばない、という話をしましたが、普段の生活ではいろいろな要素がからみあうので、褒め言葉も間接的な褒美になります。あなたの犬は、「かわいい!」と声をかけられると喜んでしっぽを振りませんか?(全文を読む)
「褒める」だけでは犬は人に従わない(前編)
最も古い犬の服従訓練は、「いい子だ」「グッド!」などの「褒め言葉」だけで犬は人間に従うもので、オヤツを使ったり、撫でるなどして「甘やかしてはいけない、その方が犬は飼い主を尊敬する」という考えでした。「スワレ」と言って座らないと犬の腰を地面に向けて押したり、リードを引っ張るなどして無理にでも座らせる、というしつけ方です。今でも「オヤツを使うと犬を甘やかすことになる」という“古い”考えのトレーナーもいますが、そのような人でも、たいていは褒めながら犬を「撫でる」ように指導します。では実際に、「褒める」だけで犬は人に従うのでしょうか?最近、「褒め言葉」と「撫でる」の褒美としての価値を比較した研究が発表されました。(全文を読む)
意外なオヤツ 好みのうるさい犬には・・・
お肉以外でも犬が好きな食べ物はたくさんあります。甘いものが好きな犬もいるし、食感を楽しむオヤツが好きな犬もいます。
犬に食べさせてはいけない食べ物リストは、年々増えているような気がしますが、好き嫌いの激しい犬や、これといって特に大好きなものがない、という犬には、意外なものも試してみる価値があるかも?(全文を読む)
お肉に勝るごちそうはない!
犬にとって「お肉」(または魚)ほどのごちそうはありません。うちの2匹の犬は同じ器に数種類のごはんを入れてあげると、ほぼ100%の確率で生食を先に食べます。ただ、中には生のお肉を好まず、火のとおったお肉の方が好きな犬もいます。もともとの好みもあるかもしれませんが、子犬の時にいろいろなモノを食べた経験があるかないかも左右します。さらに、犬は、同じごはんでも、冷たいよりも温かいごはんの方を好みといいます。(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ⑥オヤツを使う?それとも褒める?
トイレのしつけに、なぜあえて「オヤツ」(ご褒美)を使うのでしょうか?しつけの本には「トイレでできたら褒める」と書いてあるようで、“褒めて撫でている”という飼い主さんがたくさんいます。これは必ずしも効果的ではありません。なぜならば…(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ⑤叱ってはいけない理由
一昔前は、犬が家の中でそそうをしたら、排泄物に犬の鼻面をつけて叱る、丸めた新聞紙で叩く、というのが一般的でした。その代わり、トイレは家の外、という区別もはっきりしていて、犬にはわかりやすかったともいえるでしょう。この方法でも、タイミングが良ければ確かに「覚えた」犬もいたと思います。その「覚えた」ことが何だったかは別ですが。トイレを「覚えた」ように見えたのは、成長するにつれてお散歩の時間まで我慢ができるようになり、外でするようになったと考えられるでしょう。今は、トイレを失敗しても叱ってはいけない、というのが常識です。(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ④家派vs外派
成犬になると自然に家の中のトイレでしなくなる犬もたくさんいます。大型犬の中には、3日間くらい我慢できたり、ある雑種の子犬は生後4、5カ月のころ、飼い主さんが緊急の用事で家に帰れなかったとき、5、6時間トイレを我慢したそうです。小型犬でも、朝晩とお散歩に出ている犬は、ある程度成長すると自然に外でしかトイレをしなくなり、家のトイレをなくしてしまう飼い主さんもいます。一度家の中のトイレでしなくなると、再トレーニングをするのは大変。その場合、雨でも嵐でも、外に連れて出なければなりません…(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ③人間社会の事情と犬の本能
ある程度大人になった犬は、本来、自分の寝床(巣穴)近くや居住地では排せつしないものです。臭いし、“敵に見つかる”可能性があるし、できればより遠くでしたいと思うのは不思議ではありません。家の中で飼われるようになった犬、特に超小型犬は、このような野生の本能が麻痺(?!)しているようにうかがえることもありますが、ある意味、トレーニングによって指定の場所で排せつするようにするには都合がいいとも考えられます。(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ②はみ出す場合
子犬、成犬のトイレの問題で、よくある相談のひとつが「はずしてしまう」というものです。その主な理由は・・・①前足はトレイに乗っているけれど、後ろ足は乗っていないため排泄物がはみ出してしまう②トレイの上でクルクル回っている間にトレイから出てしまう(主にウンチだが、オシッコでも)③歩きながらウンチをする癖がある④トイレが汚れすぎていて、する場所がないその他⑤男の子なので、トイレに乗っていても向いている方向によってははみ出してしまう・・・(全文を読む)
失敗しないトイレのしつけ①油断は禁物
子犬がトイレを覚える速さは個体差があり、ほとんど教えないのに失敗しない犬からなかなか覚えない犬まで、さまざまです。家庭の環境で繁殖をしているブリーダーさんから来た子犬は、トイレの習慣ができているでしょう。「家に連れて帰ったら、ベランダのドアの前で吠え、出して上げたらおしっこをした」なんていう子犬もいました。逆に、ペットショップの狭い場所で長い時間を過ごした子犬の場合は、何がトイレかわからなくなっていることもあります。いずれにしても、あたらしい家庭でのトイレは新たに教えることになります。(全文を読む)
生徒さんの声:飛びつきは簡単にやめさせられる!
これまで特にこれといってトレーニングをしたことはありませんでした。姪に何度も飛びついてじゃれるのも簡単に止めさせることができるのですね。どうしたら興奮状態を静められるのかを教えてもらいました。今日教わったことを少しずつ練習していきたいと思います。(全文を読む)
生徒さんの声:トイプードルの飛びつきが激減!
家の中で困っていた「飛びつき」は、一回目のレッスンの効果にビックリでした。叱ってもまったく効果がないと思っていたのに、あんなことだけで激減するとは驚きです。自転車に飛びかかったりスケボーに吠えかかったりすることもなくなりました。叱らなくなったのが一番良かったみたいで、遅ればせながら信頼関係がやっと出来てきました。(全文を読む)
猫の餌みぃつけた!犬は鼻を使うのが得意♪
お散歩中、公園の芝生に猫の餌がありました。10粒ほどまとめて置かれ、わざわざ覆って隠してあったのです。子供のいたずらか、毒入りか?明らかに誰かがわざと置いたものです。多くの犬にとって猫の餌は“ごちそう”ですが、食べずに教えてくれました。この犬は、小さいころから鼻を使うのが好きで、よく道ばたに落ちているチキンの骨などのいろいろな食べ物を見つけます。拾い食いしないようにトレーニングはしてありますが、たくさん褒めてあげました。犬は鼻を使うのが大好きなんです。(全文を読む)
雨が続いたらコング 今日のレシピ
先週後半から週末にかけて大雨が続き、お散歩もままならない日々が続きました。1日や2日ならまだしも、これだけ何日もろくにお散歩ができないと、犬も退屈します。こんなときおすすめは“冷凍コング”。これまで馬のアキレスやカンガルーのアキレスなど“固くて長持ち”するはずのオヤツも試してみましたが、何と言っても一番長持ちするのが冷凍コングです。(全文を読む)
あなたと愛犬の関係を決めるしつけ方法 自主性か無理強いか
今もっとも進んでいるのは「褒めるしつけ」。科学的にもその有効性は次々と実証されています。軍用犬や警察犬では現在もまだ“無理強い”するトレーニングが主流ですが、そのパフォーマンスとトレーニング方法の関係も見直しが少しずつ進み、より自主性を尊重するトレーニングが取り入れられるようになってきました。そして“ダメなもんのはダメ”という厳しいトレーニングを受けた犬よりも“正しくできたときに褒められた”犬の方が、どんな状況でも、より集中力があり、正確で優れたパフォーマンスをするという研究結果が出されました。主に叱られている犬は、仕事を指示されたとき、おどおど、びくびくする、といったストレスを感じている様子も確認されています。(全文を読む)
犬の歯磨きは長寿の秘訣
ある獣医さんによると、長生きの犬はみな、歯が奇麗だそうです。歯医者さんにも「口の中をきれいに保ことが、高齢になっても元気でいられる秘訣」との話を聞きました。私の祖母は100歳なのですが、一時少し体調を崩し、弱っていたところ、定期的に歯医者さんが訪問診療を受けるようになったら、目に見えて元気を回復しました。犬は、そもそも口の周りや口の中を触られるのは嫌がるもの。歯磨きはどうしても苦手という犬も少なくありません。ほとんどの犬が2歳になるまでに歯周病にかかっているといいます。(全文を読む)
多頭飼い①「いさかい」と、それぞれの言い分
最近よく見るようになった多頭飼い。2匹目を迎えれば自然に仲良く暮らせる、とは限りません。先住犬のジャックラッセルは、活発ながら節度ある女の子。庭でのボール遊びが大好きです。2匹目は若いウェルシュテリアのやんちゃな男の子、B君。ボールを追いかけるお姉ちゃんのことを追いかけるのが楽しくて仕方ありません。でも、B君が2歳になったころからボールをめぐって「いさかい」が目立ってきました。(全文を読む)
犬は頭を撫でられるのが嫌い〜犬に喜ばれる “正しい”撫で方
犬好きの人や子供は特に、 見知らぬ犬と出会うと頭を撫でたくなります。でも犬はそれをどう思っているのでしょう?手を出したときに「固まる」「 後ずさりする」などは明らかに嫌がっている反応ですが、それさえも理解していない人がたくさんいるのが現状です。この研究では、犬の心拍数を計り、ストレスシグナルも合わせて犬の様子やしぐさをビデオに記録し観察されました。(全文を読む)
生徒さんの声:甘噛みしなくなり散歩の準備が楽になったダックス
洋服の裾などを噛んだときの対処法は、しつけの本だけではなかなかわからなかったのですが、教えてもらって良かったです。すぐに効果がでました。お散歩に行く前にカラーとリードに甘噛みしたり引っくり返ってじゃれ続けるので、いつも二人掛かりでお散歩に出るまでが一苦労でした。指導後、ハーネスをつけるまでじっとしていられるようになり、大変楽になり、助かりました。(全文を読む)
生徒さんの声:「ちょうだい」!で噛まなくなったチワワ
お散歩中、気がつかない間に小石を拾い食いしてしまって家に帰ってから吐き出したり、石をくわえたことに気づいて取り上げようとした時にはすごい勢いで怒って噛み付いてきました。それ以外の時はとてもいい子なのですが、心配なのでトレーニングをお願いしました・・・「ちょうだい」といったらすぐオモチャを放すようになり、甘噛みはほぼしなくなりました。(全文を読む)
雪のにおい:においを嗅ぐと犬は心地よい疲れと充実感を得る
先日の大雪の数日後のこと。少しずつ溶けてはきているものの、公園にはまだたくさん雪が残っていて、お散歩もままならず。でも、雪によって地面から珍しい臭いが浮かんでいているのか、雪が地上に落ちてくるまでに何らかの臭いを運んでくるのか…犬たちは、いつになく念入りに、公園の隅々を探検していました。犬の脳は、嗅覚を処理するための脳の割合が人間のそれよりも大きく、たくさん臭いを嗅ぐとたくさんエネルギーを消費します。嗅覚で生きている犬としての本能が満たされ充実感を得ます。(全文を読む)
犬のしつけ オモチャを上手に活用する
今や、かご一杯になるほどのオモチャを持っている犬も多いと思います。その中から、犬が自分の遊びたいオモチャを出してきて遊ぶ、というのも良いのですが、しつけ中の犬には、オモチャを上手くしつけに活用してみましょう。例えば月曜日には、ひとつはテニスボール、もうひとつはぬいぐるみ、を与え、水曜日にはラテックスのボールと引っ張りっこ用のオモチャと交換・・・(全文を読む)
犬のしつけは褒めること②
犬の立場にたって、考えたとき、あなたの愛犬は何を喜ぶでしょうか?オヤツでも、野菜よりボーロ、ボーロよりビーフジャーキー、ジャーキーよりゆでたチキ、などと好きな順番があり、その順番もそのときの気分によって変動するでしょう。その他、散歩道で見つけた枯れ葉を獲物に見立てて飛び跳ねること…公園で鳥を追い立てること…追いかけっこやかくれんぼ…(全文を読む)
犬のしつけは褒めること①
犬のしつけは「褒めて」育てる、という考え方が広まってきましたが、「褒める」とはいったいどういうことでしょうか。より正確には「褒める」というより「良いこと」「嬉しいこと」と考え、犬の立場にたって、何を喜ぶか、と考えることです。飼い主さんが愛犬にしてあげて嬉しいからといって、必ずも犬が喜ぶとは限りません。頭をなでられるのを嫌がって避ける犬に対して「いい子ね〜」といって頭を撫でようとするのは、褒めることになりません。(全文を読む)
犬の起源、祖先のオオカミ・・・だけど犬はオオカミではない!
オオカミと犬の進化における関係は、近年、遺伝子の研究技術が進み、新しいことがわかってきています。現在の犬の祖先である“オオカミ”は今私たちの知っているオオカミではありません。初期の犬が今存在しないのと同じく、今のオオカミの元となったオオカミも既に存在しないからです。現在の犬の祖先は、犬とオオカミはそれぞれ共通の“絶滅したオオカミ”から分岐し、進化しました。狼の研究では、最近まで信じられていた習性が間違っていたことがわかっています。その謝った考え方を犬のしつけに当てはめるのは古いやり方です。(全文を読む)
雨の日の退屈しのぎ いたずら防止には、これ!
雨の日、真夏の暑い日、真冬の天候の悪い日など、十分にお散歩ができない日が続くと犬は退屈します。特に若くて元気の良い犬、遊び好きの犬、好奇心がいっぱいの犬などは、暇だと自分で「よからぬいたずら」を考え出すものです。コングの他におすすめは「知育玩具」と呼ばれる犬のオモチャです。(全文を読む)
コングの賢い使い方 落ち着いた犬に育てよう
コングに代表される、オヤツを入れるオモチャは、何を入れるかを工夫することで、お留守番の時や、ハウスで静かにしていて欲しいときなどは、長時間コングがもつようにすることができます。コングの中に何をどの順番で詰めたらいいのか説明しています。(全文を読む)
しつけのためのオヤツの選び方 ワンポイント
犬のしつけに使う「オヤツ」は、私たち人間の“3時のオヤツ”ではありません。特に成長期にある子犬には、体のためになるオヤツを選びましょう。適度にやわらかく小さく切りやすいタイプがしつけには使いやすいです。トレーニング用に使うオヤツは最低3種類くらい用意すると便利。犬も、いつも同じものだとわかっているより、何がもらえるかわからない方が喜びが増します(全文を読む)
犬はどう学ぶのか⑤〜過剰な感情2
過剰な興奮状態にあっては、新しいことは学べません。嬉しいことでも度をすぎた状態であればそれは「ストレス」といえます。パニックを起こすようなレベルは過剰な興奮状態で、そんな時に、どんなに「おすわり」と言っても「○○ちゃん、だめでしょ」などと声をかけても、飼い主さんの呼びかけに耳を傾けられる余裕はありません。見知らぬ犬が苦手でリードをつっぱって吠えかかってしまう犬に対して、「いけない」といってリードを引っ張り返しても、逆に興奮させてしまいます。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか④〜過剰な感情1
犬のしつけでは、「感情」が軽視されがちです。他の犬と出会うのが大好きな犬で、見知らぬ犬を見つけただけで我を失ったように吠えたり飛びついたりて興奮状態になってしまう場合。その状態のまま、他の犬に挨拶できることが続くと、その度に「興奮状態」が体にしみついていき、犬を見るだけで興奮状態にスイッチが入ってしまうようになります。そのような状態のとき、どんなに「おすわり」と言っても「○○ちゃん、だめでしょ」などと声をかけても、飼い主さんの呼びかけに耳を傾けられる余裕などなくなっています。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか③褒めると叱る
犬のしつけで軽視しがちなのは、学習に際しての「感情」です。飼い主さんの指示に従うと「良いことがある」「嫌なことが起きる」と両方の可能性がある場合、飼い主さんに対する犬の感情は「良いこと」と「嫌なこと」という相反する感情が入り交じったものになります。これは一種の“情緒不安定”のようなものです。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか②パブロフの犬
犬が学習するときに実はもっと大切なのが「パブロフの犬」に代表される、「感情」の学び方です。行動と同じく、どのような感情を学ぶかを左右するのは、「結果」です。結果の種類は、「何も起こらない」「良いことが起きる」「嫌なことが起きる」の3つ。(全文を読む)
犬はどう学ぶのか①行動と結果
犬を含めたすべての動物は、生まれた瞬間からつねに何かを学んでいます。何をどう学ぶかを決めるのは、「結果」です。結果の種類は、「何も起こらない」「良いことが起きる」「嫌なことが起きる」の3つ。(全文を読む)
トイレのしつけ方
トイレトレーニングの一番のポイントは「予防」です。予防とは、確実に「指定されたトイレ」で排せつするようにお膳立てをし、できたらご褒美をあげること。排せつ行為は、その行動そのものが「すっきりする、気持ちがよい」という「褒美」です。飼い主さんがオヤツを上げたり褒めたりしなくても、トイレで、それ以外の場所で排せつしても、同じように気持ちよいことが起こります。そのため、決められた場所で排せつできた時には褒美としてオヤツをあげ、そこは特別な場所だと覚えてもらいます。(全文を読む)
子犬の社会化②こういうのはやめよう
正しい社会化は、ただやみくもにいろいろな刺激を経験させるものではありません。初めての刺激が強すぎて子犬が怖い思いをしてしますと、慣らすどころかそれが悪い体験となり、将来、苦手になってしまいます。避けるべき状況は・・・(全文を読む)
子犬の社会化①チェックリスト
社会化とは、子犬が将来、遭遇すると予想されるいろいろな刺激に慣らすことです。子犬が家にやってきてからすぐにでも少しずつ行えます。
意識して行わないと子犬が成長してから過敏に反応するようになってしまいます。あなたの子犬は次のような人間や物に遭遇した経験はありますか?…子犬が怖がっているのに気がつかず無理させてしまったりすると、7、8カ月〜1歳くらいの間に過剰に反応するようになってきます。(全文を読む)
犬のしつけ:しつけより大事なこと
マナーの良い、落ち着いた犬と暮らすにのに必要なのは、しつけ(トレーニング)はもちろんですが、それだけではありません。犬が必要とする基本的な欲求を満たしてあげることが大事です。困った行動をやめさせることばかり優先せず、それ以前のバランスのとれた生活環境も整えてあげてください。運動、遊び、適切な食事、ストレス管理・・・(全文を読む)
犬の無駄吠えはどこまで理解できるか?〜動物の言葉を解明する技術
犬のコミュニケーションの道具のひとつは吠えること。でも、高度な機械の分析に頼れない私たちがそれを理解する第一歩は、私たちの耳と目と観察力です。4年ほど前のことですが、マンションの4階に引っ越した直後のことです。新しい環境で落ち着かなかったうちの犬2匹は、しばらく外で犬が吠えるとそれに反応して吠えていました。でもよく気をつけて様子を見ていると、吠えるときと吠えないときがあったのです。(全文を読む)
子犬の甘噛み、本気噛み
◯◯ちゃん!ティッシュで遊んじゃダメでしょ!・・・といって子犬からモノを取り上げることが繰り返された結果、あなたの犬は、モノを取り上げようとすると歯をむいたり噛んだりしていませんか?甘噛みをしながら「噛みの抑制」(噛む力のコントロール)を学ぶのは乳歯が生え変わる5カ月くらいまでです。時期を逃すと後がありません。6カ月をすぎると犬社会の中でも次第に子犬としての特別扱いはされなくなってきて、大人としての社会のルールを学んでいく時期だからです。7~8カ月齢になっても人間の手や服、あるいはリードに甘噛みしているようであれば、止めさせましょう。(全文を読む)